甲子園の優勝経験者に、村上宗隆の弟・慶太も 東都1部に進む予定の選手たちを紹介!
東都大学野球1部リーグ6校の主な新入部員が、各校から発表された。昨年から「PREMIUM UNIVERSITIES 22」と愛称を変えた東都。その名にふさわしい逸材たちが新入生として名を連ねた。「戦国」のリーグを沸かせるルーキーたちの躍動に注目したい。
昨秋優勝 國學院大學
21年春秋、22年秋と直近の4季で3度のリーグ優勝を果たし、昨秋は明治神宮大会で準優勝した國學院大學。黄金時代の到来を予感させる逸材たちが、こぞって門をたたいた。聖光学院の主将を務め夏の甲子園4強進出に貢献した赤堀颯は、甲子園大会後には高校日本代表としてU-18W杯に出場した。投手陣も逸材ぞろいだ。洗平歩人(八戸学院光星)は元中日ドラゴンズ投手の洗平竜也さんを父に持つサラブレッド。左腕・森谷大誠(札幌大谷)は昨夏、チームを夏の甲子園初出場に導いた。冨田遼弥(鳴門)も甲子園で注目された左腕だ。
◆投手
洗平歩人(八戸学院光星)
勝本晴彦(大崎)
山保亮太(旭川大)
冨田遼弥(鳴門)
南沢佑音(天理)
森谷大誠(札幌大谷)
◆捕手
竹野聖智(日本文理)
石井嘉朗(桐光学園)
◆内野手
米山幸汰(桐光学園)
秋葉皓介(関東一)
吉田創登(小松大谷)
赤堀颯(聖光学院)
小久保快栄(明秀日立)
平井悠馬(國學院栃木)
◆外野手
斎藤誠賢(國學院久我山)
菊池敏生(花巻東)
佐藤大空(修徳)
槙本嵩大(國學院栃木)
篠本賢伸(富岡西)
田井志門(大阪桐蔭)
藤井義人(広島商)
昨秋2位 中央大学
内外野ともに厚い選手層を誇る中央大学。昨春、開幕戦に6人の1年生が出場したように、今春も早い段階からのルーキーの活躍に期待したい。伊藤櫂人(大阪桐蔭)は1番打者として活躍し、神宮大会、選抜高校野球、国体で優勝。安田淳平(聖光学院)は昨夏の甲子園で3番を打ち、4割超えの高打率で4強進出に貢献した。伊藤、安田ともに昨秋は高校日本代表の一員としてU-18W杯に出場。現チームには実績のある左腕投手が少ないため、伊藤匠海(川越東)、原崎翔陽(駿河総合)らルーキー左腕の活躍も期待される。
◆投手
石上翼(白樺学園)
伊藤匠海(川越東)
柿澤佑多(花巻南)
坂本典優(尾道)
鈴木晶太(仙台育英)
長谷川航汰(札幌日大)
原崎翔陽(駿河総合)
平山颯土(水戸商)
槙野時斗(須磨翔風)
◆捕手
狩野光晴(日大豊山)
鈴木謙介(都立昭和)
◆内野手
伊藤櫂人(大阪桐蔭)
栗本慎之介(関東学園大付)
佐々木琉生(健大高崎)
佐藤壱聖(東日本国際大昌平)
中川雄斗(遊学館)
古河琢磨(佐野日大)
松尾大(桐蔭学園)
◆外野手
嶽下桃之介(明豊)
安田淳平(聖光学院)
昨秋3位 青山学院大学
他校に比べて人数は少ないが、投手、野手ともに精鋭ぞろいだ。二塁手の星子天真(大阪桐蔭)はプレーヤーとしての能力もさることながら、スター軍団の主将を務めたキャプテンシーも高く評価されている。渡部海(智弁和歌山)は2年の夏に正捕手として夏の甲子園で全国制覇に貢献。秋には高校日本代表の一員としてU-18W杯に出場した。最速148キロ右腕・鈴木泰成(東海大菅生)も層の厚い投手陣の中で、春のリーグ戦デビューを狙う。有力新入生を迎えて1部昇格5季目でのリーグ優勝を目指す。
◆投手
平野順大(京都国際)
布施東海(二松学舎大付)
鈴木泰成(東海大菅生)
◆捕手
渡部海(智弁和歌山)
久松凌大(御殿場西)
◆内野手
星子天真(大阪桐蔭)
杉森宏大(立命館守山)
◆外野手
谷口勇人(大阪桐蔭)
南野倫平(龍谷大平安)
昨秋4位 亜細亜大学
昨春リーグ優勝、全日本大学選手権優勝に輝いた亜細亜大学は、田中幹也(中日ドラゴンズ)をはじめ、レギュラーの半数以上を占めていた4年生が卒業した。投打に高い素質を持つ1年生が春からレギュラー争いに加わりそうだ。石川ケニー(明秀日立)は昨年、春夏連続で甲子園に出場し、投打の二刀流で活躍した。小池祐吏(東海大菅生)の父は、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した外野手・小池正晃さん。武田侑大は高2で春夏の甲子園に京都国際の遊撃手として出場し、夏は4強進出に貢献した逸材だ。日本ウェルネスへの転校を経て亜大へ進学する。
◆投手
辻田旭輝(クラーク国際)
川尻啓人(高岡商)
石川ケニー(明秀日立)
岸岡翼(秩父農工科)
井上悠(県岐阜商)
蘇璟(尾道)
板垣ガブリエル(鳥取城北)
寒川航希(英明)
比嘉佑斗(沖縄尚学)
◆捕手
佐々木優太(星稜)
前嶋藍(横浜隼人)
渡辺大翔(尾道)
上原口凌佑(小林西)
◆内野手
伊藤健(日本航空石川)
武田侑大(日本ウェルネス)
竹井颯大(武相)
日和佐洵音(近大付)
山里宝(神戸国際大付)
阿部賢佑(小松)
上田喜介(佐賀商)
◆外野手
小池祐吏(東海大菅生)
国府田祐樹(東海大菅生)
鈴木悠平(東海大菅生)
近藤爽太(浜松工)
逢沢杏哉(英明)
昨秋5位 日本大学
昨年、春秋とも5位と苦しんだ日本大学。リーグ優勝、大学日本一を目指し、1部昇格4シーズン目に臨む。投手陣の整備は進んでおり、得点力のアップを目指す。「村神様」こと東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆の弟・村上慶太(九州学院)が入部。兄と同じ左打ちの強打者で、昨秋、プロ志望届を出しながらドラフトで悔しい指名漏れを経験した。戦国東都で実力を磨き、4年後のプロ入りを目指す。敦賀気比時代、高2の春夏、高3の春夏と4季連続甲子園を経験した上加世田頼希(うえかせだ・らいき)は投打の二刀流で活躍した。
◆投手
松岡敏喜(寒川)
亀井颯玖(樹徳)
生方碧莞(前橋育英)
内堀遼汰(神村学園)
高田大輝(ルーテル学院)
糠谷翔大(中央学院)
江川颯太(西日本短大付)
足立雄祐(龍谷大平安)
榎谷礼央(山梨学院)
梅沢纏(鳥取城北)
◆捕手
松浦太河(広島商)
梅津康生(日大山形)
高久塁(鹿島学園)
山村侑大(天理)
◆内野手
菊地弘樹(木更津総合)
和田瑞己(尾道商)
相沢秀光(山梨学院)
徳永光希(英明)
垣淵祥太朗(星稜)
小松聡真(東洋大姫路)
岩根陽向(小林西)
山口雄大(西日本短大付)
上加世田頼希(敦賀気比)
富塚隼介(日大三)
村上慶太(九州学院)
◆外野手
渋谷剛生(山梨学院)
竹田宙(鳥取城北)
瀬谷大夢(二松学舎大付)
伊丹一博(浦和学院)
昨秋6位 駒澤大学
昨秋は6位と苦しみ、入れ替え戦に勝って残留した駒澤大学。下級生のころから二遊間を守ってきた林琢真(横浜DeNAベイスターズ)、小園琉世が卒業し、二遊間の強化が急務になる。遊撃手、リリーフ投手の二刀流として昨夏の甲子園で準優勝した仲井慎(下関国際)、軽快な守備が魅力の鈴木塁(大阪桐蔭)、走攻守に高い能力を誇る太田圭哉(加藤学園)らが二遊間のレギュラー争いに挑む。東海大相模で2年春、センバツ優勝に貢献した百瀬和真は、コンタクト能力が高く長打力もある左の強打者で、中軸候補として期待される。
◆投手
南琉人(東海大相模)
田本聖貴(岡山理大付)
本間葉琉(羽黒)
◆捕手
疋田悠真(札幌第一)
勝樂剛琉(岡山学芸館)
廣田翔馬(向上)
北嶋瑞己(福岡大大濠)
花輪和冴(埼玉栄)
◆内野手
宇地原丈智(岡山学芸館)
太田圭哉(加藤学園)
鈴木塁(大阪桐蔭)
百瀬和真(東海大相模)
倉重和宏(福岡工大城東)
水畑秀汰(岡山理大付)
仲井慎(下関国際)
◆外野手
清須海星(岩国商)
増見優吏(熊本工)
西田翔哉(享栄)