東海大学、全日本大学駅伝は上昇への第1歩 森永製菓「inゼリー」が練習をサポート
今年の全日本大学駅伝を、東海大学の上昇に向けての第1歩とする。チームはここ2年の悔しさを胸に着実にチームの再建を進めている。まずは目標であるシード圏内の8位をクリアし、1つずつ順位を上げていく。上昇に向けて距離を積んだ東海大のトレーニングには、森永製菓の「inゼリー」のサポートが欠かせない。
各学年にタレントがいるチーム
2019年の全日本大学駅伝で2度目の優勝を果たした東海大。だが、昨年は10位に終わり、2大会連続でシード権を逃した。続く正月の駅伝は15位で、こちらも2大会連続でシード権を逃した。両角速監督は、名門を復活させ、再び頂点を狙う決意を語った。
「現チームは、各学年にタレントがいるバランスが取れた陣容になってきました。今年の全日本では、これから上昇していくための1歩目を刻みたいと思っています」
3年生ながら駅伝主将として先頭に立っているのが、越陽汰(佐久長聖)だ。両角監督は、「まず1選手として競技力が高くあってほしい。これが大前提です。加えて、陸上は個人競技ではありますが、発信力やいろいろなことに気付ける感性が求められる」と考えている。
もちろん、最上級生の4年生は越を支えている。丸山真孝(中越)は「本来は4年生の誰かが担うところ、越には負担を感じさせてしまっています。ふだんの行動から4年生としての責任感は持ちつつ、全日本では外さない走りをするつもりです」と話す。
折口雄紀(4年、智辯和歌山)によると、学生コーチの川端駿介(4年、洛南)や、駅伝主務の渡邉彩冬(あやと、4年、緑岡)が中心になり、「どうすればチームが良くなるか、学年の風通しが良くなるか」という話し合いをしているという。
4年生の中には、試合での走りや練習に対する姿勢でチームに芯を通している選手もいる。エースの石原翔太郎(倉敷)である。1年時は全日本大学駅伝の4区と、正月の駅伝の3区で区間賞(全日本大学駅伝は区間新)。昨年の全日本大学駅伝では3区で区間賞を取った。
「石原は走りのキャプテンです。言葉で引っ張るタイプではありませんが、他の選手ができないことをやっている。石原についていこう、という選手は少なくないようです」(両角監督)
石原翔太郎の背中を追いかける後輩たち
石原の背中を追いかけている1人が、花岡寿哉(2年、上田西)である。昨年の全日本大学駅伝では1区を、今年の正月の駅伝では3区を任された花岡は、次期エースの呼び声が高い。男子1部10000mで2位になった今年の関東インカレでは、石原の走りをイメージしていたという。
「同じようには走れなかったですね。1位になった留学生と最後まで勝負ができなかった」
花岡は悔しい思いを振り返ったが、石原もその走りに刺激を受け、5000mで2位につけるモチベーションにしたようだ。
全日本大学駅伝関東地区予選会では同じ組を走った。レース直前、石原から「ふだん通りに走ればいい」と声をかけられ、気持ちが落ち着いたという。
「大きな存在ですが、石原さんを在学中に超えたいですし、スピードについていきたいと思っています。全日本ではタスキをつなぎたいですね」と希望を語った。
2年生には、花岡の他にも、竹割真(2年、九州学院)や兵藤ジュダ(2年、東海大翔洋)といった期待の選手がいる。両角監督は2人をこう見ている。
「竹割は花岡同様にかなりトレーニング量が増えました。増やせるだけのリカバリーもしっかりやっているのでしょう。兵藤はもともと中距離のポテンシャルが高いのですが、9月の日体大記録会では10000mでも好タイムをマークしたので楽しみです」
1年生の中にも「即戦力」としての走りを求められている選手がいる。その1人が、男子ハーフマラソン日本高校記録保持者の南坂柚汰(倉敷)だ。「1年生“だから”を言い訳にはしたくないです。1年生“でも”走れることを証明したいです」と頼もしい。倉敷高校では石原と入れ違いだったが、「偉大な先輩」に憧れ、大学でも石原の後輩になった。1年生にして自覚十分なのは、石原がルーキーイヤーで衝撃的な走りを見せたからだろう。
「inゼリー」で素早くエネルギー補給
上昇に向かうチームのコンディショニングをサポートしているのが、森永製菓の「inゼリー」だ。森永製菓は、素早くエネルギー補給ができる「inゼリー」を東海大に提供している。両角監督は「過酷な練習を乗り越えるためにも『inゼリー』が欠かせません」と言う。
高校時代から「inゼリー」を飲んでいた花岡は、サポート体制に感謝しつつ、活用法を伝えてくれた。
「朝練習の前にも必ず飲んでいるのが、『inゼリー エネルギー』です。強度の高い練習をした時も、体が消耗しているので、直後に『inゼリー エネルギー』を飲みます。そして、練習が終わった後は、タンパク質を補給できる『inゼリー プロテイン5g』を摂る。これがお決まりになっています」
1年生の南坂も常に「inゼリー」が用意されている有難さを感じている。
「高校時代はタイミングに合わせた栄養補給ができませんでした。大学に入ってからかなり練習量が増えましたが『inゼリー』でいつでも栄養補給できるサポートはとても有難いです」
長野県と北海道で計3回行われた夏合宿でも、「inゼリー」は大きな味方になった。追い込んだ練習の後はすぐに飲めるよう、マネージャーがよく冷えた「inゼリー」を準備していたという。両角監督は「今年は避暑地の合宿先も気温が高かったが、選手たちは距離を積むことができた」と振り返る。
「inゼリー」は質の高い練習の継続もサポートしている。大学入学後に飲むのが習慣になった竹割は、「次の日のコンディショニングが楽になり、上手くいくようにもなりました」と口にする。
「inゼリー」のサポートも力に、来たる「全日本」を完全復活への跳躍台にする。