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特集:ウインターカップ2023

高校バスケ女子、前回V、準Vが初戦の緊張感を乗り越えて白星発進

笑顔で仲間を鼓舞する札幌山の手の谷口憂花(撮影・平田瑛美)

(24日、全国高校バスケ ウインターカップ女子2回戦 京都精華学園83―63浜松開誠館、札幌山の手86―69日本航空石川)

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 女子前年優勝の京都精華学園と準優勝の札幌山の手は、ともに硬くなりながらも初戦を突破した。

 連覇がかかる京都精華学園は、浜松開誠館のしぶといディフェンスに苦しみ、ゴール付近の攻防で押された。1年生から主力の八木悠香(3年)は「絶対に負けられない緊張感があった。プレーがかみ合わず、パスミスもあった」。

 八木は、山本綱義コーチから「もっと冷静になれ」と言われて調子を戻す。疲労のたまる終盤も、持ち味の脚力で素早く切り返して敵陣を攻め、14得点に加えて、8リバウンド、7アシスト。188センチのジェシカ・ディマロ(同)にもボールを集めて得点を重ねた。

 第2クオーター(Q)から第3Qにかけて点差を広げ、余裕のある展開となったが、八木は「これまでは先輩方にいっぱい助けてもらっていたんだなと」。高校最後の大会における、最上級生の重みを実感していた。

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 2011年以来の優勝を目指す札幌山の手は、最上級生が意地を見せた。

 留学生はいない。最高身長は176センチで、185センチある日本航空石川のブレッシング・アデバンジョ(同)の高いブロックに攻めあぐねた。

 前年決勝で先発出場した谷口憂花(同)も厳しいマークを受け、ファウルがかさんで序盤はベンチにとどまる時間帯もあった。ただ、コートに戻った第2Q途中からはゴール下の粘り強さを発揮して相手のファウルも誘い、再び得点。最終的にはチーム2番目の21得点を挙げ、「自分が(コートに)いない間も、リードを許さないでくれた仲間に助けられた」。

 谷口は、「この1年、前の3年生とたくさん比べられてきて、すごくつらい思いもした」。それでも、前年の悔しさや、同学年の部員への思いが谷口を奮い立たせてきたという。最終学年で迎える今大会で優勝することを見据え続けてきた。「この3年生とは、3年間分の気持ちが入っている。簡単に負けたくない」

(平田瑛美)

=朝日新聞デジタル2023年12月24日掲載

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