桜花学園、岐阜女子に逆転負け 全国高校バスケ女子準々決勝
バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)第4日は26日、東京都内であった。愛知県代表の桜花学園は女子準々決勝で岐阜女子(岐阜)に60―61で惜敗した。
まさかの逆転劇は、試合終盤に訪れた。桜花学園が56―35のリードで迎えた第4クオーターの残り7分すぎ、岐阜女子が一気に追い上げてきた。1点差まで迫られた残り10秒で2点シュートを決められ、逆転を許した。
試合終了後、チームキャプテンの黒川心音選手(3年)は涙が止まらなかった。懸命に反撃したが、「最後は気持ちが足りなかった。ちょっとした気持ちの緩みや甘えが最後の1点差に出てしまったのかな」と振り返った。
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前回大会の3回戦も終盤で逆転を許し1点差で敗れた。この日の岐阜女子戦も「そんな簡単なゲームにならない相手。油断せず、しっかり目の前の相手に全力を尽くす」と思い、臨んでいた。「最後、相手の勢いにまたのまれてしまった」
長門明日香コーチは「最後は本当に、向こうの生徒さんの気迫というか迫力に押されて負けてしまったのかな。ただ、うちの選手たちも最後まで戦おうとしていた。そこはもう、勝つかどうかは難しかった」と語った。
(良永うめか)=朝日新聞デジタル2023年12月26日掲載