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特集:ウインターカップ2023

四日市メリノール、強豪相手に奮闘するも2回戦敗退 高校バスケ男子

試合後にお互いをたたえ合う四日市メリノール学院の選手たち(撮影・上山浩也)

 バスケットボールの第76回全国高校選手権(ソフトバンク ウインターカップ2023、朝日新聞社など特別協力)第3日は25日、東京体育館であり、三重県代表の四日市メリノール学院は男子2回戦で2連覇を狙う開志国際(新潟)に35―97で敗れた。

主力けがで団結、創部3年の四日市メリノール初勝利 高校バスケ男子

 前半終了時は15―46。平均身長で約5センチも高い前年王者に大差をつけられていた。だが、初戦で全国初勝利をあげた選手たちは、ここから奮起する。「王者相手に知らず知らずのうちに受け身になっていた。(後半の)あと20分、ぶつかろうとみんなで話した」と岩瀬宙主将(3年)は言う。

 創部3年目。3年生が1期生で、多くはメリノール中学から一緒に戦ってきた。その6年間の仲間で、今夏に右ひざを痛めて戦列を離れていた塚松奎太選手(同)も第4クオーター途中から出場。3点シュートを3本も決めた塚松選手は、「目標の全国1勝も出来た。これまでの感謝の気持ちで一杯になった」。

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 岩瀬主将は「体格の違いもあったけれど一番は気持ちの持ち方。いまの1、2年生は常に相手に向かう気持ちを持ってほしい」。池田大輝監督も「全国トップのレベルも痛感した。3年生が築き上げたものを、後輩たちが生かせるようにしていきたい」。

(上山浩也)

=朝日新聞デジタル2023年12月25日掲載

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