陸上・駅伝

立教大学の男子駅伝監督に髙林祐介氏 駒澤大学コーチとして学生3大駅伝三冠に貢献

4月1日から立教大学の男子駅伝監督に就任する髙林祐介氏(提供・立教大学)

立教大学は3月26日、男子駅伝監督に髙林祐介氏が内定したと発表した。4月1日からチームを指揮する。髙林氏は駒澤大学陸上競技部出身で、2022年から母校のコーチを務め、同大史上初の学生3大駅伝三冠に貢献した。

髙林祐介氏「人材を育成することが使命」

髙林氏は三重県生まれの36歳。三重県立上野工業(現・伊賀白鳳)高校時代は3年連続でインターハイ入賞を果たし、3年次には1500mを制した。駒澤大では学生3大駅伝で7度区間賞を獲得し、4年次には主将を務めた。卒業後はトヨタ自動車に入社し、2011年全日本実業団対抗駅伝で3区区間新記録を樹立し初優勝。2016年に現役を引退し、2022年からは駒澤大陸上競技部のコーチとして同大史上初の学生3大駅伝三冠にも貢献した。

立教大は2024年が創立150周年で、箱根駅伝出場に向けてチームを強化。昨年55年ぶりに本戦出場を決めた。2年連続で出場した今年は、上野裕一郎氏が指導者として不適切な行動があったという理由で解任され、総監督の原田昭夫氏が代理で監督を務めていた。立教大広報課によると、指導実績や競技実績、人柄を確認し、髙林氏の起用を決定したという。

髙林氏は、「私の役割は選手たちの夢や目標を支援し、それらを叶える手助けをすることです。学生たちが自らの成長と成功を達成するだけでなく、他者への貢献や助け合いを通じて、陸上競技を含めた社会に貢献できる人材を育成することが使命だと感じております」とコメントした。

今年の箱根駅伝で総合14位に入った立教大学(撮影・藤井みさ)

今年の箱根路で総合14位に入った立教大は、新しい指揮官のもとで飛躍を目指す。

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