体操・橋本大輝、追われる立場の3年間 「みんなのため」貫いたパリ
朝日新聞社
2024/08/01
(最終更新:)
体操男子個人総合で金メダルを獲得した岡慎之助を祝福する橋本大輝(左)=田辺拓也撮影
体操男子個人総合決勝、ゆかの演技をする橋本大輝=田辺拓也撮影
体操男子個人総合決勝、あん馬の演技で落下した橋本大輝=田辺拓也撮影
体操男子個人総合決勝、あん馬の演技をする橋本大輝=田辺拓也撮影
体操男子個人総合決勝、あん馬の演技で落下した橋本大輝は次の種目へ向かう=田辺拓也撮影
体操男子個人総合で2連覇を目指した橋本大輝は6位に終わった。それでも「新しい歴史を見られて幸せ」と、団体でともに戦った岡慎之助の金メダルをたたえた。
五輪2連覇の内村航平さんから引き継ぐ形で五輪王者になった。「正直、この3年間はしんどかった」。追われる重圧。パリ五輪前には指のケガも加わった。満足のいく演技ができず、この日も「連覇する意識はなかった」と打ち明けた。
ただ団体で2大会ぶりとなる金メダルを獲得できたことは救いだった。「エースとしてできたかは知らないけれど、みんなのために戦えた。悔いのない大会でした」
2歳下の新王者が誕生し、国内の競争はさらに高まる。「次のロス(五輪)に向けて一緒に戦えるよう鍛え直していきたい」と笑顔で誓った。
=朝日新聞デジタル2024年08月01日掲載