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特集:パリオリンピック・パラリンピック

飛び込みの荒井、惜しくも入賞逃す 晴れやかに「自分すごいと思う」

女子高飛び込み決勝、演技を終えコーチとグータッチする荒井祭里(撮影・田辺拓也)

 飛び込みの女子高飛び込み決勝で荒井祭里は9位だった。目標とした入賞まであと一歩だった。

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 最終5本目の演技が明暗を分けた。空中でひねり技を交えた後の入水。乱れて、しぶきが上がった。54.40点。8位の選手に6.15点届かなかった。「練習でも決まっていなかった。練習で決まらない種目は、試合でもなかなか入らないな」と悔やんだ。

 ただ、プールから上がる表情はすっきりしていた。「オリンピックのこの舞台で、本当に自分が飛んでいるのかなと思える演技ができた。自分で、自分にすごいなあって思う」

 東京五輪では、この種目は予選敗退だった。「ただ緊張していた東京と違い、楽しんでしっかりと世界の舞台で戦えた」と話した。

(藤木健)

=朝日新聞デジタル2024年08月07日掲載

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