オリンピック・パラリンピック

特集:パリオリンピック・パラリンピック

パリ五輪の日本選手団が解団式 「楽しみ尽くした」「観客と一体に」

会見後に写真に納まるメダリストたち(撮影・上田幸一)

 パリ五輪に出場した日本選手団の解団式が14日、東京都内のホテルであった。旗手を務めたブレイキン男子のSHIGEKIX(半井重幸)とフェンシング女子の江村美咲をはじめ、60人を超えるメダリストが出席した。

藤波朱理が圧巻の金メダル、岡慎之助は「三冠」 パリオリンピック、学生たちの活躍

 式の前にあった記者会見では、サーブル団体で銅メダルを手にした江村が「全力で立ち向かう選手の姿は、成績に関わらず、一歩を踏み出す勇気を与えられるものだった。私も与えてもらった」と話した。今大会で採用された競技に出場したSHIGEKIXは「(メダルを逃す)悔しい思いはあったが、五輪に挑戦したことに意味があった。旗手の経験を含め、スポーツの祭典を楽しみ尽くした」と感想を語った。

 日本勢は海外で開催された五輪ではいずれも最多となる金20個、総数45個のメダルを獲得。尾県貢団長は「選手たちの(競技や大会への)向き合い方や相手選手への敬意は憧れられるものだった。感動や五輪の価値を伝えられたのならうれしい」と大会を総括した。

 レスリング女子50キロ級銅メダリストの須崎優衣は無観客だった東京五輪から有観客に戻った今大会について、「観客と一体になって戦える感じがあった」と話した。

 また、ブレイキン女子で優勝したAMI(湯浅亜実)は感謝の言葉とともに、「十人十色のブレイキンの魅力が伝わっていたらうれしい」という言葉を口にした。

=朝日新聞デジタル2024年08月14日掲載

in Additionあわせて読みたい