水泳

特集:パリオリンピック・パラリンピック

木村敬一が50m自由形で金 日本新で日本勢2個目 パラリンピック

競泳の男子50m自由形(視覚障害S11)で金メダルを獲得し、笑顔を見せる木村敬一(中央、撮影・小玉重隆)

 パリ・パラリンピック第4日は8月31日、競泳男子50メートル自由形(視覚障害S11)で木村敬一(33)=東京ガス=が金メダルを獲得した。予選を全体4位の26秒74で通過し、決勝は25秒98の日本新記録をマークした。今大会の日本勢では競泳陣、さらに全競技を通じても2個目の金メダルとなった。

鈴木孝幸が50m平泳ぎで金 日本勢のメダル第1号 パラリンピック

 木村は滋賀県出身。先天性の視覚障害があり、10歳のときに母の勧めで水泳を始めた。パラリンピックは2008年北京大会から5大会連続出場。前回までに通算8個のメダルを手にしてきた。金メダルは前回の東京大会でのバタフライ100メートルに続く2個目となった。

 最も得意とする種目がバタフライで、2連覇の期待がかかる100メートルのレースは9月6日。「本命」種目に向けて、弾みがつく泳ぎだった。

=朝日新聞デジタル2024年09月01日掲載

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