野球

清原正吾は野球続けず 「真剣に悩み、向き合った」 指名漏れ経て

大学限りで野球に一区切りをつけることに決めた慶應義塾大の清原正吾(撮影・大宮慎次朗)

 プロ野球ドラフト会議で指名漏れし、進路を保留していた慶大の清原正吾(4年、慶応)が競技を続けない意向を表明した。24日に慶大野球部を通じ、以下のコメントを報道陣に伝えた。

慶大・清原正吾を語る上での三つの視点、覚悟に始まり、進化を遂げたマルチアスリート

 「プロ志望届を提出してから今日まで真剣に悩み、向き合った結果、今後は野球の道ではなく、新たに目標を持ち、社会に出る準備をすることにしました。大学から再び始めた野球人生でしたが、どれもが自分を成長させてくれる貴重な経験ばかりでした。監督、チームメート、家族、そして応援し、支えて下さった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」

 プロ野球西武などで通算525本塁打を放った清原和博さんの長男。10月下旬のドラフト会議の後、独立リーグなどの計9球団からオファーを受けていた。現役引退の意向を本人から聞いた慶大の堀井哲也監督が、この日までに断りの連絡を入れたという。

 東京六大学リーグ通算で31試合に出場し、打率2割5分4厘、3本塁打、12打点。4年時に「4番・一塁手」の定位置をつかみ、春季リーグでは一塁手のベストナインを受賞した。

(大宮慎次朗)

=朝日新聞デジタル2024年11月24日掲載

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