陸上・駅伝

合宿所周辺の商店街などが祝賀交流会 学生駅伝2冠の国学院大

祝賀交流会では前田康弘監督の長男で高津小4年の陸翔くんらが前田監督に花束を贈呈した(撮影・大島具視)

 【神奈川】今年度の学生3大駅伝で出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)と全日本大学駅伝対校選手権大会を制した国学院大陸上競技部の合宿所がある川崎市高津区で26日、監督・選手と地元住民らの祝賀交流会があった。二子大通り商和会(高井英彦会長)など3団体で作る実行委員会が開いた。

快挙から悔しさへ、5年前とは意味合いが大きく変化した國學院大學の箱根駅伝総合3位

 国学院は3冠を目指した東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、復路で追い上げて総合3位。確かな実力を示し、街路灯に応援フラグを掲げてバックアップした商和会の会員たちも喜んだ。

 市立高津小体育館で開かれた交流会には住民ら約500人が来場。前田康弘監督は「2009年に大山街道沿いに合宿所を開いた当初、近所の人から『静かにしてよ』などと言われた。今では2冠を達成して箱根も優勝候補に挙げられ、『頑張れよ』と声をかけられるようになった」と地元の応援に感謝。

 トークショーでは、今年度主将の平林清澄選手が「最後に(箱根で)悔しい思いをしたが、後は後輩に託したい」と言えば、来年度主将の上原琉翔選手は「箱根の総合優勝を掲げて1年間頑張ります」と話した。

 選手たちが高津小の児童に走り方を教える企画もあり、地元密着の楽しい交流会になった。

(大島具視)

=朝日新聞デジタル2025年01月27日掲載

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