大学ラクロス

ライバルに惜敗、慶大涙の終戦

昨シーズン大学王者の慶應は関東FINAL4で涙をのんだ

関東学生男子1部リーグ戦FINAL4

10月28日@駒沢オリンピック公園
早稲田大10-8慶應大

日本一を目指し、負ければ終わりの戦いが始まった。ここからが難しい。昨シーズンの慶大はFINAL4で大逆転勝ちした。この舞台は何が起こるか分からない。

1Q最初のフェイスオフを相手に取られるが、早々にMD川上拓純(4年、慶應)が「ずっと練習していた」という形で先制点を奪う。その後立て続けに2点を決められるが、ここからはG杉本健(4年、慶應)が好セーブを連発。すると終了間際、主将のAT浅岡大地(4年、慶應)がゴール裏からまわり込んで決める。2Qに入ると、今度は逆に開始直後に得点されてしまう。両校ともにシュートの決まらない時間が続いたが、慶大はMD松平悠希(4年、慶應)が遠めからのシュートを決め、早稲田に追いついた。

3Qに入り、慶大はクリース前で松平からのパスを受けた川上が落ち着いてスタンシューを決めて勝ち越す。さらに追加点を奪いたいところだったが、相手の正確なパス回しを乱せず連続2失点。1点ビハインドのまま最終Qへ入った。

4Qが始まると、MD原敏(3年、慶應)がフェイスオフから一気にボールを運び、原からのパスを受けた立石が決めた。追いついた。会場のボルテージは最高潮になる。さあ慶大の快進撃かと思いきや、早大攻撃陣の足は止まらず、なんと4連続得点を決められた。残り10分を切ったところで慶大のクロスチェック申請が成功し3分間のエキストラマンオフェンスが与えられる。このチャンスが生きたのかMD川崎元照(4年、慶應)、川上がゴール。一気に逆転かと思われたが、その後は早大の粘り強い守備を崩せず、8-10でFINAL4敗退となった。

練習通りのパターンで先制点を奪ったMD川上

5月の早慶定期戦で、慶大はホームの日吉陸上競技場でダブルスコア負けという屈辱を味わった。そのリベンジを果たしたかったが、リーグ戦Bブロックを負けなしで突破した早大は個としてもチームとしても完成されていた。慶大は流れをつかめなかった。

社会人チームを倒し真の日本一になることを目標にしていた慶大。その目標には遠く及ばず、昨季の大学王者はFINAL4で姿を消すことになった。試合後の挨拶で浅岡主将は「下級生たちがまた新しい歴史を作ってくれることを信じて、次の世代にバトンを渡したいと思います。」と、後輩への思いを口にした。一致団結して立ち向かおう、そんな思いをこめた「UNITE」を掲げた挑戦はここで終了。浅岡、杉本ら長年チームを支えた4年生は引退となる。4年生が残した熱い思いと、この日の悔しさは来シーズンの原動力になっていくだろう。日本一の悲願はきっと、後輩たちが達成してくれる。