大学サッカー

関大の得点王が決めた勝利 インカレへ弾み

加賀山が最終節でも決めた

関西学生リーグ後期1部最終節

11月25日@大阪・ヤンマーフィールド長居
関西大 1-0 びわこ成蹊スポーツ大

関大は前節でインカレ出場を決めた。迎えた今年関西での最後の一戦、勝利を決めたのは関大得点王のFW加賀山泰毅(4年、JFAアカデミー)だった。アシストはエースナンバー「17」を背負うFW矢野龍斗(2年、市立船橋)。リーグ初出場で得点に絡む活躍を見せ、今後を期待させた。安定の4年生とフレッシュな下級生の出場で、リーグ戦を笑顔で締めくくった。

初スタメンの澤がドリブルで翻弄

相手のびわこ大は5位が確定し、この最終節が今年最後の試合だった。応援にも熱がこもっていた。その一方で加賀山は「まだインカレもあるけど、全員が来られるわけではないので。関西に残ってる部員や家族に勝利を届けられるように」と言った。特別な思いがあるのは関大も同じだった。

この日リーグ初スタメンとなったMF澤嵩明(2年、草津東)は前半12分、右サイドを抜け出した澤が相手DF2枚を突破し、シュートを放った。ボールは相手GKに弾かれたが、素早いドリブルで相手を翻弄(ほんろう)した。関大優位で進む中、16分にFW大久保優(3年、東山)が負傷交代。アクシデントに見舞われたが、MF塩谷仁(4年、磐田ユース)の出場で再び活気づいた。MF中井英人(4年、神戸ユース)が度々スルーパスで会場を沸かせ、中盤でボールが相手に渡ってもMF森主麗司(4年、清水ユース)の守備とボール奪取で、攻撃の芽を摘んだ。

前半の終盤では攻め込まれる場面を見られたが、主将のDF荒木隼人(4年、広島ユース)が空中戦を制し、DF河野貴志(4年、鵬翔)の強い当たりで決定機を作らせなかった。前半は相手のシュートを2本にとどまらせ、後半へつなげた。

技ありの先制ゴール

後半8分、DF長井一真(2年、興国)が左サイドから駆け上がり、中にクロスを供給。澤がシュートに持ち込み攻撃に力を添えた。2年生の活躍も目立つ中、澤に代わり、関大のエースナンバーを背負う矢野を投入。徐々に得点チャンスが増える中、28分にスコアが動く。ゴール前で矢野からパスを受けた加賀山が、立ちはだかった2人の相手DFの逆をついたシュートでゴールネットを揺らす。待望の先制点に、フォワードコンビが抱き合い、喜びを分かち合った。

矢野から受けたパスを加賀山がシュート

その後は交代で入ったMF岡崎淳也(3年、関大一)がコーナーキックを奪い、チャンスをつかむ。関大得意のセットプレーから荒木がヘディング。「ドンピシャだったので、きたかなと思った」。しかし、相手GKにキャッチされ、悔しい表情を見せた。終盤に訪れたピンチもGK安川魁(4年、履正社)がファインセーブ。守備陣の粘りもあり、後半の相手シュートは0本。完封勝利を収めた。

リーグ最終節、全員が笑顔でフィナーレとなった

最終節を勝利で飾り、全国舞台に乗り込む。今年は前田雅文監督が就任してからの3年で最多の勝ち点をマークした。チームとして徐々に成長してきた証だ。今シーズン最後に残された日本一への道。「全員サッカーで日本一」達成なるか。

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