2年目いくで!! 立命大・須永みはる【わっしょい新編集長】

取材中、ひとことも逃すまいとメモをとる須永編集長(右)

体育会系の部と同じように、各校の大学スポーツ新聞も新体制へと移行しました。大学スポーツ新聞の活動は、たいてい3年間です。4years.よりもさらに短い期間に青春をかけ、大学スポーツの現場にいちばん近く、いちばん長く寄り添うのです。同じ大学の仲間のプレーに涙を流しながら写真を撮り、また思い出して泣きながら原稿を書きます。大学スポーツの中には、大学スポーツ新聞という生き方も含まれていると思うのです。さあ、春はそこまで来ています。4years.が提携する大学スポーツ新聞の新編集長にラストイヤーへの思いをつづってもらう連載「わっしょい新編集長」をお届けします。

私は立命スポーツ編集局の編集長を2年連続ですることになります。去年は一つ上の先輩がほとんどいなかったので、2回生で編集長になりました。最初は右も左も分からず、同期にもたくさん迷惑をかけてしまいました。今年は3回生として立スポで活動する最後の年です。2年連続で編集長をやらせてもらえることに感謝して、最後の一年を選手たちと一緒に駆け抜けたいと思っています。

私が立スポに入ったきっかけは、友だちがいたからで、プロ野球の糸井嘉男選手が好きだったからです。でも入ってみると野球担当でもなく、その友だちも辞めてしまいました。いまでも続けているのは、周りにいてくれる同期と後輩、なによりキラキラした姿を見せてくれる選手がいるからです。

スポーツにまったく興味のない私でも取材が楽しくて仕方ないのは、選手たちが好きで、その選手たちの喜ぶ瞬間を見るのがうれしいから。普段一緒に過ごしている友だちが日本や世界を舞台に戦っているかっこいい一面を、私の記事や立スポの紙面を通して知ってくれる以上にうれしいことはないです。立スポの知名度向上とイラストレーターの技術向上などなど、課題はたくさんありますが、今年も癖の強い同期と頼りになる後輩たちと一緒に、選手たちの追い風になれるように頑張ります。

知識も技術も感性も、仲間と一緒に磨く(左端が須永編集長)

立スポは紙面を一からイラストレーターで作るため、技術の面では、ほかの大学の紙面に追いつけません。その中で別の大学の新聞を参考にしながら「ここをマネしたい」「こんな紙面を作りたい」と、みんなでワイワイ話すのがとても楽しい。まだまだ発展途上ですが、技術を向上させて「選手に喜んでもらえる紙面づくり」をモットーに精進していきます。

大学スポーツ新聞の魅力はトップレベルの選手たちを近くで取材できることもそうなんですけど、なにより選手たちと仲よくなれることだと思ってます。選手たちから刺激を受け、自分も頑張ろうと思える環境が、ここにはある。選手たちの魅力を余すことなく伝えられるよう、最後の一年を精いっぱい走りきりたいです。

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