アメフト

関学アメフト 4年連続の甲子園ボウル出場へ、春の初戦で完勝

この日2タッチダウンを挙げたRB三宅

 

K.G.BOWL

4月27日@王子スタジアム
関西学院大 42-0 法政大

4年連続の甲子園ボウル出場を目指す関西学院大が、春のシーズン初戦を戦った。昨秋の関東大学リーグ1部TOP8で3位だった法政大に42-0で快勝。1992年からチームを率いてきた鳥内秀晃監督(60)のラストイヤーも本格的に始まった。

1対1の力勝負で法大を圧倒

関学は序盤からライン戦で優位に立った。最初のオフェンスシリーズでラン、パスを交えて前進し、昨年の甲子園ボウルで活躍したRB三宅昂輝(3年、関西学院)が左オープンを駆け上がり、相手のタックルをかわしてタッチダウン(TD)。7-0。WRの粘り強いブロックも光った。次のオフェンスもRB渡邊大(4年、神戸大附属中等教育)の17ydTDランにつなげ、14-0とした。その後も法政のディフェンスがシンプルに守ってきたこともあり、パワー勝負で勝っている関学が得点を重ねた。この日、オフェンスのプレーはコーチが一切関わらず、サイドラインにいるQBが決めてフィールド上の選手たちに伝達した。

後半、オフェンスのプレー選択を担当したQB奥野

昨年からエースの座についたQB奥野耕世(3年、関西学院)は16回パスに出て13回決め、154ydを稼いだ。2番手として後半から出たQB平尾渉太(2年、啓明学院)は4回のパスをすべて決め、1TD。けがで交代せざるを得なかったが、十分に通用することが分かった。
WRでは鈴木海斗(3年、横浜南陵)がチームトップの9回のキャッチで137ydを稼ぎ、1TD。球際の強さが際立った。

平成元年に結婚したんや

鳥内秀晃監督の話

審判に話しかける鳥内監督

もっとやられると思ったけど、向こうのディフェンスが仕掛けてこんかったから、なんとかできた。奥野は今年から出てるレシーバーにもパスを通しとったし、平尾も意外とできとった。秋は去年までよりタイトな日程になるから、絶対にチームの底上げをせなあかん。春の試合を通じて、実力を分かってほしいわな。(今年度限りで監督を退任されますが、という質問に対し)そんなん、どうでもええ。(平成と令和の時代にまたがって監督をされることになりますが、という質問に対し)はあ? そんなん気にするか? うれしいです、って言うてほしいんか? まあ平成元年は関西で勝ってるから、令和元年も勝ちたい。これでええか? そや、俺、結婚が平成元年やねん。

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