令和初戦の明大、東大相手に今季三つ目の勝ち点を!!
今週末の東京六大学リーグで、明大は令和初戦を迎える。相手は東大。6連敗で最下位にいるが、昨秋は2回戦で引き分けに持ち込まれた。前カードの早大戦で2連勝した勢いのまま、三つ目の勝ち点を奪いたい。
「ダブルシンゴ」を軸に意地を!!
東大の投手陣を支えるのは大学ラストイヤーを迎えた三人。エースの小林大雅(4年、横浜翠嵐)は自在に変化球を投げ分ける左の技巧派。今シーズンは防御率15.75と本調子ではないが、昨年7月に六大学選抜として国際大会を経験している。攻略は容易でないだろう。春の開幕投手を務めた宮本直輝(4年、土浦一)も侮れない。宮本は1年生の秋からリーグ戦で登板。2年生の秋には、チームが15年ぶりの勝ち点を挙げた法大2回戦で勝利投手になった。坂口友洋(4年、日比谷)は開幕カードの法大1回戦でリーグ戦デビュー。ここまで全6試合に登板している。
明大も4年生が中心。早大2回戦で2本塁打5打点と大暴れした和田慎吾(4年、常総学院)、打率3割5分と好調な喜多真吾(4年、広陵)の「ダブルシンゴ」を軸に意地を見せたい。
東大打線で脅威となるのはキャプテンの辻居新平(4年、栄光学園)だ。過去に2度、打率3割をマークした好打者。昨秋の盗塁王に輝いた俊足も光る。彼をいかに封じられるかが、勝利へのカギとなる。このほか4番の岡俊希(3年、小倉)やリードオフマンの梅山遼太(3年、四日市)ら、経験豊かな選手たちが名を連ねている。
明大の投手陣では、前カードの早大戦で今シーズン初登板した伊勢大夢(4年、九州学院)に注目。今カードで主将の森下暢仁(4年、大分商)とのダブルエースが復活すれば、40度目の栄冠が一気に見えてくるだろう。