日大フェニックス、控え組中心で東京学芸大に逆転勝ち
5月4日の日体大との練習試合で再スタートを切った日大アメリカンフットボール部「フェニックス」が、昨年5月6日の関西学院大学との試合があったアミノバイタルフィールドへやってきた。この日は日大にとってはJV(ジュニアバーシティ)戦の位置づけ。控え組中心のメンバーで、関東大学2部に所属する東京学芸大と戦い、24-20と逆転勝ちした。
留学生のルーキーQB初登場
日大のディフェンスはライン戦で負け、先に二つのタッチダウン(TD)を奪われた。第2クオーター(Q)4分すぎに、ようやくRB松野留依(るい、4年、大阪産大付)の13ydTDランで7-14とした。
後半に入って第3Q6分すぎ、この日の先発QBだった小野祐亮(3年、日大鶴ケ丘)がWR福田優輔(3年、千葉日大一)へ6ydのTDパスを通して14-14と追いついた。さらに第3Q終盤にはアメリカからの留学生であるQBデビン・ハワード(1年、ブリュワー)が登場。兄は社会人XリーグのオービックでプレーするQBスカイラー・ハワード(24)だ。最初のロングパスを決めて敵陣に入り、勝ち越しのTDにつなげて21-14とした。
第4Q7分すぎに東京学芸大にパスでTDされた。ここで学芸大は一気に勝ち越しを狙って2点コンバージョン。日大はこのランを止め、21-20とリードを保った。日大はさらにキッカー福岡勇斗(3年、日大豊山)が43ydのフィールドゴールに成功。24-20とリードを広げ、そのまま勝った。
日大は12日も名城大と対戦する。
勝ったこと、逆転したことが収穫
日大・橋詰功監督の話
「今日は若い子中心でいきました。人が変わっても、フェニックスがやろうとしてるフットボールができるかどうかがテーマでした。へたくそなのは分かってるんですけど、ちょっと反俗が多かったです。収穫は勝ったこと、逆転したことですね。最初はバタバタしたけど、途中から落ち着けました。バタバタしたのは、コーチが少ないという部分も影響してますね。それでも学生コーチがだんだん機能してきました。ハワードは現状ではチームで5人目のQBです。練習通りでした。素晴らしくはないけど、それなりに。走るのが好きそうですね」