野球

東洋大が勝ち点5の完全優勝、エース村上を軸に投打かみ合う

サヨナラ勝ちで完全優勝を決めた

東都大学野球 第5週

5月23日@神宮球場
2回戦 東洋大 7x-6 亜細亜大

東都大学野球第5週の2回戦が5月23日、神宮球場であり、第1試合で國學院大が中央大に6-10で敗れたため、この時点で東洋大の2シーズンぶり20度目の優勝が決まった。東洋大は亜細亜大に延長11回の末にサヨナラ勝ちし、対戦相手5校すべてから勝ち点を奪っての完全優勝となった。東洋大は6月10日開幕の全日本大学選手権に出場する。

最終週は2試合連続の延長戦に

最終週の東洋大ー亜細亜大戦は2戦連続で延長戦にもつれ込んだ。東洋大は5-6と1点を追う9回裏、2死二塁から6番小川翔平(3年、霞ヶ浦)が三塁打を放ち、土壇場で追いついた。そして11回裏、1死一、三塁から、またも小川が決めた。センターへの犠牲フライで、山田知輝(4年、桐生第一)がサヨナラ勝ちのホームを踏んだ。「戦国東都」の完全優勝は、2016年秋の日大以来5シーズンぶりとなった。

杉本監督が胴上げで神宮の宙に舞った

前日に延長11回で132球を投げたエース村上頌樹(3年、智弁学園)は登板せず、4投手が8回までに6点を失う苦しい展開。それでも8回途中から5番手でマウンドに上がった河北将太(1年、浦和学院)が、3回3分の2を被安打0、無失点で乗り切った。

プロ入り3投手の穴、感じさせず

10勝3敗1分け、勝率7割6分9厘、勝ち点5の完全優勝だが、シーズン5本塁打を放った山田が「簡単な試合は一つもなかった」と話すように、決して平坦な道のりではなかった。14試合中4試合が延長戦。第2週の対國學院大2回戦は延長11回の時点で試合時間が3時間30分を超えて引き分けに。亜細亜大との最終週は2試合連続で延長戦を制した。

昨秋のプロ野球ドラフト会議で、東洋大からは3投手が上位指名でプロに進んだ。この春は投手陣の整備が急務と見られたが、村上頌樹が6勝。うち四つが完封と、見事な成績を残した。村上を中心とした投手陣と勝負強い打撃陣とがかみ合っての優勝だった。

「全日本大学選手権は2年連続で初戦敗退しているので、悔しさをぶつける思いで優勝を目指します」。佐藤都志也主将(4年、聖光学院)は力強く語った。

優勝の記者会見に臨んだ東洋大の佐藤主将、山田、村上(手前から)

令和最初の優勝を誇りに

東洋大・杉本泰彦監督の話
「令和最初の春のリーグ戦優勝に東洋大の名前が刻まれることは、誇りに思います。全国大会では、去年は初戦でコールド負けでした。今年はそのお返しができるよう、自分たちの野球が展開できるようにしたいです」

自分のバッティングは60点

東洋大・佐藤都志也主将
「チームスローガンとして“奪還”を掲げて全員で優勝を勝ち取ろうという気持ちで練習を重ねました。優勝できて本当にうれしいです。自分のバッティングに関しては、前半戦、チャンスでなかなか1本が出なかったので、60点ぐらいです」

防御率0点台には満足

東洋大・村上頌樹投手の話
「全員で力を合わせた結果、優勝できて本当にうれしいです。リーグ戦の目標だった防御率0点台を達成できたことには満足しています。でもまだフォアボールが多いので、そこはつきつめていかないといけないです」

勝ちに貢献できてよかった

東洋大・山田知輝外野手の話
「チームの勝ちに貢献できるバッティングができてよかったです。リーグ戦では村上に頼ってしまったけど、野手陣がしっかり打てば、全国大会でも勝ち進めると思います」

リーグ最終戦後、記念写真におさまる東洋大の選手たち

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