関大の関西インカレ奮闘記 女子三段跳びの田上陽菜が大会新で連覇、MVPに
今年の関西インカレは2週にわたって開催され、関大陸上部の選手たちは各競技で健闘。総合得点で男子は1部の8位、女子は9位だった。女子三段跳びで田上陽菜(3年、関大一)が大会新記録で2連覇を達成し、大会のMVPに輝いた。
女子5000mで柳谷が3位
5月18日の男子200mには本多諒平(2年、帝塚山学院泉ヶ丘)が出場。昨年の全日本インカレにも出た期待の下級生だ。本多は5着ながら辛くも予選突破。だが、準決勝で敗退となった。女子800mには木下茜(1年、京都光華)が登場。予選では終始先頭に食らいつき2着の好走。初めての関西インカレで予選通過と健闘したが、準決勝では力を発揮できず、決勝進出はならなかった。
男子の1600mリレーには、2年連続のファイナル進出がかかった。1走の南翔之主将(4年、寝屋川)がいい位置でバトンをつなぎ、3走の井田浩平(3年、和歌山北)が追い上げたメンバー全員が必死の走りを見せたが、4着。予選を通過できなかった。
女子5000mにはエース格の渡邉桃子(3年、大阪薫英女学院)と、1500mで5位入賞の柳谷日菜(2年、大阪桐蔭)が出場。ともにレース序盤から積極的に前に出た。途中、立命大の佐藤成葉(4年、荏田)の独走となったが、自分の走りを貫いた柳谷が3位で表彰台に立った。渡邉は5位でフィニッシュした。女子三段跳びは田上陽菜(3年、関大一)が13m03(追い風1.8m)の大会新記録で2連覇を達成。関西学生記録まで2cmに迫った。田上は大会のMVPにも輝いた。
大会最終日の19日、男子やり投げの久保大暉(4年、山崎)が68m56で3位に。目標の65mを大きく上回った。「思っていた以上の結果でした」と、久保は驚きを隠せなかった。