法大サッカー 攻めたが決めきれず、東洋大とスコアレスドローに終わる
関東大学リーグ1部 第9節
8月4日@法政大学城山サッカー場
法政大(勝ち点14)0-0東洋大(4)
サッカーの関東大学リーグは約2カ月の中断期間を終えた。再開後いきなり中2日で3試合が続くハードスケジュール。法大はエースのFW上田綺世(3年、鹿島学園)がJリーグの鹿島アントラーズに加入してチームを離れた。“新体制”最初のゲームは東洋大をホーム・城山グラウンドに迎えた。FWに佐藤大樹、トップ下に長谷川元希を置くシステムで臨んだ。
前半は耐える時間帯が続いた
前半、ファーストシュートこそ法大が放ったが、その後は東洋大に押し込まれ、自陣で耐える時間帯が続いた。攻撃では敵陣の両サイド深くで起点をつくろうとするが、東洋大ディフェンスの粘り強い対応により、なかなか攻撃の糸口をつかめない。40分にカウンターからMF大西遼太郎(4年、ジュビロ磐田U-18)がサイドを駆け上がりクロスを上げたシーンなど、前半終了間際には徐々に相手ゴールに迫る形が見えてきたが、シュートは枠をとらえられず、0-0で試合を折り返した。
「勝ち点2を失った」に等しい引き分け
後半は一転して法大が主導権を握った。開始早々にMF末木裕也(4年、ヴァンフォーレ甲府U-18)がミドルシュートを放ち、10分には長谷川がペナルティーエリア内でシュートを放ったが、DFに当たってコースが変わってしまう。ここまでリーグ戦1勝の東洋大からは、何としても勝ち点3をもぎ取りたい。法大は17分にユニバーシアード代表のMF紺野和也(4年、武南)を投入。すると直後の20分、紺野のクロスにMF森俊貴(4年、栃木SC)がボレーで合わせた。このシュートがポストを直撃。こぼれ球を拾った流れから大西がシュートしたが、これも相手DFに阻まれた。後半だけでシュートを12本放ち、何度もゴールに迫った法大だが、最後までネットを揺らせずに0-0で試合終了。東洋大と勝ち点1を分け合った。
とはいえ、後半の内容からすると「勝ち点2を失った」に等しい結果であることは、試合後の選手たちの表情からも明らか。しかし、引きずっている場合ではない。気持ちを切り替え、勝ち点3を狙う。