大学サッカー

法政サッカー 総理大臣杯準優勝の悔しさを胸に、さらなる躍動へ

法政大は2年ぶり5度目の優勝をあと一歩で逃した

第43回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント

9月7日@大阪・ヤンマーフィールド長居
決勝 法政大(関東第5)1-2 明治大(関東第1)

法政大は昨年の屈辱を晴らせなかった。試合終了のホイッスルと同時に選手は悔しさをにじませ、敗戦を受け入れた。ネットでも生放送された夏の大学日本一を決めるこの試合は、大学サッカーの可能性を多くの人たちの胸に刻みつけたことだろう。

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上田綺世の退部にFW陣が奮起

準決勝の大阪体育大では相手の堅守に苦しみ、1-0でからくも勝利を収めた。それでも3試合通じて11得点2失点と、圧倒的な強さを見せつけながら決勝まで勝ち進んだ。天皇杯でもJリーグのチームを相手に試合の主導権を握り、J1のガンバ大阪にも2-0と完封勝利している。

今シーズンの法大はさまざまな選手を使い分けながら戦い、法大の持ち味である“つなぐサッカー”を披露している。7月にはコパ・アメリカの日本代表にも選ばれ、東京オリンピックメンバーの最有力候補とも言われている上田綺世(あやせ、3年、鹿島学園高)が退部。得点力の低下を心配する声も上がったが、これにFW陣が奮起した。「自分がエースだという気持ちがFW陣のみんなに芽生え、いい競争意識が生まれている」と松澤彰(4年、浦和レッズユース)。その松澤は準々決勝のびわこ成蹊スポーツ大戦で2ゴールを挙げている。上田が抜けたことはチームにとって決してマイナスではなく、改めて選手一人ひとりの士気が高まるきっかけにもなっている。

先制するも、明治大の勢いは止まらず

決勝の相手は5年連続決勝進出を果たした明治大だった。2年前の決勝でも対戦し、そのときは法大が35年ぶり4度目の勝利を手にした。

前半22分、法大は大西遼太郎(4年、ジュビロ磐田U-18)のヘディングシュートで先制するも、3分後に今季ゴールを量産している明大の主将・佐藤亮(4年、FC東京U-18)に同点ゴールを決められた。後半に入り膠着状態が続くも、69分に中村健人(4年、東福岡)のコーナーキックに小野寺健也(4年、日大藤沢)が頭で合わせ、明大に逆転を許した。その後、なんとか追いつくべく選手交代など策を試みたが、試合は動かず、明大の2連覇が決まった。

法大も果敢に攻めたが、明治大の守りを崩せなかった

これで今季、対明大は2敗目。明大の完成度の高さを痛感する試合となった。スポーツにおいて敗戦から学ぶものは非常に多い。しかし長山一也監督は「収穫は優勝しないとほとんどないと思います」と言いきった。この言葉は監督の正直な思いであると同時に、チームに対しての大きな期待がこめられている。

14日には関東大学リーグが再開し、その4日後にはJ2のヴァンフォーレ甲府との天皇杯を控えている。明大に敗れた悔しさを胸に、法大は前進を続ける。

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