大学陸上・駅伝

特集:第88回日本学生陸上競技対校選手権

立命館・佐藤成葉が笑顔の2冠達成 日本インカレ女子5000m決勝

笑顔でゴールする佐藤(すべて撮影・藤井みさ)

第88回日本学生陸上競技対校選手権 女子5000m決勝

9月14日@岐阜メモリアルセンター 長良川競技場

1位 佐藤成葉(立命館大4年)15分47秒07
2位 五島莉乃(中央大4年)15分48秒71
3位 和田有菜(名城大2年)15分49秒04
4位 髙谷愛奈(大阪学院大4年)16分07秒93
5位 山本有真(名城大1年)16分08秒05
6位 工藤杏華(日本体育大3年)16分08秒56
7位 関谷夏希(大東文化大4年)16分11秒37
8位 上田雪菜(筑波大4年)16分11秒70

陸上の日本学生対校選手権(日本インカレ)は9月14日の3日目、女子5000mの決勝があり、立命館大学の佐藤成葉(4年、荏田)が15分47秒07で優勝。10000mとの2冠を達成した。2位には10000mでも2位だった中央大の五島莉乃(4年、星稜)、3位には名城大の和田有菜(2年、長野東)が入った。

日本インカレ10000m優勝の立命館・佐藤成葉「5000も勝って自信つける」

五島が3000mで、ラスト300mで佐藤が勝負

関谷夏希(大東文化大4年、市立船橋)を先頭とした大きな集団は3000m時点、五島が飛び出した瞬間に大きく崩れた。五島の後を佐藤と和田が追い、優勝争いは3人に絞られた。ラスト300mで佐藤がロングスパート。ホームストレートで五島と和田に差をつめられたが、最後まで逃げ切った。フィニッシュ後、佐藤は両腕を大きく空に突き上げ、10000mに続く優勝の喜びをかみしめた。そして五島と顔を合わせると抱き合い、互いの健闘をたたえた。

ゴール後お互いの健闘をたたえあい、抱き合う佐藤(左)と五島

リベンジを狙う五島さんの勝ちたい気持ちが伝わった

1位の佐藤成葉の話
「最初の方はちょっとスローだったのかと思うんですけど、でも全カレではよくこういう展開になるので、想定内ではありました。五島さんから出る10000m(2位)の悔しさはすごく感じてたので、5000mでは勝ちにくるとなと思ってました。だから五島さんが勝負を動かしたときには自分もついていって、冷静につめていこう考えてました。ただ300mで出たのはレースの流れ次第でした。10000mに比べると、ラストはスピードにのれていなかったのは自分でも感じてて、ゴールを目指すという一心でした。(5000mと1000mで2冠という)この結果を聞いて、チームメイトも喜んでくれてると思います。でもチームに持ち帰ったときに結果だけじゃなくて、自分の気持ちとかレース内容とか話しながら、チームに本当の勢いにしていきたいです」

自分から仕掛けられた、悔いはない

レース中盤、五島は積極的に前に出てそこに佐藤と和田がついた

2位の五島莉乃の話
「結果的にまた2番で日本一を取れずに終わってしまいました。自分が思い描くレースで走って負けたのでこれが力の差っていうことだと思います。(立命館の)成葉(佐藤)に負けて悔しいです。10000mのレースを走って、私のラストスパートではスピードが弱くて負けてしまう。私は押していくことが強みだと思うので、(5000mでは)3000mで抜き出ました。中大ラストのトラックレースで自分から仕掛けることができたので、最後としては悔いはないです」