登録7人の筑波大卓球女子、エースで主将の田口瑛美子が引っ張って1部残留
秋季関東学生リーグ女子 1、2部入れ替え戦
10月5日@埼玉・新座市民総合体育館
筑波大 4-0 立正大
卓球の秋季関東学生リーグは10月5日、埼玉・新座市民総合体育館で女子1、2部の入れ替え戦があり、筑波大(1部7位)が大正大(2部2位)をストレートで下して1部残留を決めた。中心となったのは、エースで主将の田口瑛美子(4年、正智深谷)だった。
2番でカットマンに勝利、ダブルスも
入れ替え戦の相手は、2部2位の大正大。1番で出場した望月樹奈(3年、愛知みずほ大瑞穂)が先勝すると、2番に田口が登場。相手は2部で出場試合4戦全勝のカットマン三輪咲里南(4年、希望が丘)だ。
田口は第1ゲームを12-10とデュースの末に先取すると、続く第2ゲームもフォアドライブなどで6連続得点し、11-3と2ゲーム連取。第3ゲームは田口が先行して三輪が追いかける展開となったが、6-6から田口のミスもあり8-11で落とした。一転して、第4ゲームは出だしから田口が得点を重ね、5-1と優勢に試合を進める。三輪もタイムアウトを挟んで2点差まで盛り返すが、田口が三輪を振り切って11-8とし、ゲームカウント3-1で勝利を飾った。
その後、田口は第3ゲームで高東沙奈(3年、近大福山)と組んだダブルスでも勝利し、4-0でストレート勝ち。筑波大は1部残留を果たした。
気持ちを入れ直してつかんだ1部残留
筑波大の女子は2部暮らしが長く、この春からわずか7人で戦っていた。「4年生で最後の団体戦ということで、1部に残りたいという気持ちがありました。すごくうれしいです」。田口は1部残留を果たした喜びを語った。
「秋のリーグ戦では勝ちたいところで勝てなくて、全員で気持ちを入れ直して入れ替え戦に臨んで勝てました。少ない人数で全員が気持ちを一つにして勝てたのはよかったです」。田口は三輪とのシングルス戦について「苦手な相手ではなかったので、きちんと勝てたことはよかったです」と振り返る。学生生活最後のリーグ戦で、田口は主将とエースの役割を果たした。「ホッとしてるのが一番です。私は4年間エースとしてやらせてもらって、最後にいい形で終えられて、安藤監督にも恩返しができたかなと思います」
田口の次の試合は、第86回全日本大学総合選手権(個人の部)だ。昨年はベスト16だった。「優勝したいなと思います」と、高い目標を口にした。チームを1部残留へ導いた筑波大のエースは、全日本大学総合選手権には第3シードで登場する。