大学アメフト

特集:第74回甲子園ボウル

早稲田が法政に逆転勝ち、2年連続6度目のVで選手権へ 関東大学1部TOP8

単独でのリーグ2連覇を決め、喜ぶ早稲田ビッグベアーズの選手たち(すべて撮影・北川直樹)

アメフト関東大学リーグ1部TOP8 第6節

11月10日@横浜スタジアム
早稲田大(6勝)35-28 法政大(4勝2敗)

アメリカンフットボールの関東大学リーグ1部TOP8は11月10日、第6節の3試合があり、5戦全勝の早稲田大が法政大に逆転勝ちし、最終節を残して2年連続6度目の優勝と全日本大学選手権出場を決めた。1敗のチームがなくなったため。早稲田は12月1日に甲子園ボウル(=選手権決勝)の東日本代表をかけて東北大(東北)と対戦する。
また同日、
関西学生リーグ1部最終節で、立命館大がすでに2年連続57度目の優勝を決めていた関西学院大を18-7で下し、同率優勝に持ち込んだ。立命のリーグ優勝は2年ぶり12度目。また神戸大と関西大が5勝2敗で同率3位となった。直接対決の結果から、甲子園ボウルの西日本代表を決めるトーナメントには立命が1位、関学が2位、神戸大が3位で進出する。

法政戦で二つのタッチダウンランを決めた早稲田のRB吉澤(中央)

14-28で迎えた後半は21-0で逆転

早稲田は試合開始のキックオフで法政に98ydのリターンタッチダウン(TD)を食らった。0-7。さらに第1クオーター(Q)3分すぎにもTDを許し、0-14となった。早稲田は7分すぎにRB広川耕大(3年、早稲田実)の8ydTDランで7-14としたが、第2Qに入ってすぐ法政にTDを奪われ、7-21。このあと1TDずつを決めて14-28でハーフタイムを迎えた。「前半は我々の悪いところがすべて出て、完全に負けるときのパターンでした」と、早稲田の高岡勝監督。立て直しを図った後半は、法政を寄せ付けなかった。

第3Q4分すぎにRB吉澤祥(2年、成蹊)が20ydのTDランを決め、21-28。第4Qに入って3分すぎにはQB柴崎哲平(4年、早大学院)からWRブレナン翼(同、アメリカ・ユニバーシティラボラトリースクール)のホットラインでTDパスを決めて28-28と追いついた。そして試合残り2分を切って相手ゴール前へ攻め込み、RB吉澤がこの日二つ目のTD。35-28と勝ち越し、法政の反撃を断ち切った。

今シーズンの早稲田は初戦の東大戦に23-10と少々苦しんだが、開幕3連勝。慶應義塾大の無期限活動停止によるリーグ戦棄権で第4戦が不戦勝に。ここで試合間隔が1カ月空いた。第5節に立教大を44-20で下し、全勝で並んでいた法政が明治大に負け、優勝に王手がかかっていた。これまで何度も窮地を救ってきた柴崎からブレナンへのパスに加え、広川、吉澤、荒巻俊介(3年、早大学院)という多彩なRB陣も武器になる。2番手QBで早稲田実業高時代に野球部で甲子園を経験している吉村優(3年)はオプション攻撃を操れる。甲子園ボウルに進むことになれば、OLの5人が踏ん張って彼らをどれだけ気持ちよくプレーさせられるか、またディフェンスがどこまで持ちこたえられるかが勝負になってくるだろう。

横浜スタジアムの真ん中で喜びがはじけた

早稲田・高岡勝監督の話
「(今日は)神様が味方してくれましたね。去年の甲子園ボウルの反省を受けて、第4クオーターにどれだけ勝負できるかというのを1月からずっと言ってきました。そこで持ちこたえられる精神力や体力がついてきたので、勝ちきれたと思います」

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