大学サッカー

特集:第68回全日本大学サッカー選手権

筑波大にリベンジした明大サッカー、歴代最多勝ち点記録も塗り替える

プライドを持つヘディングで決勝点を決めた明大の小野寺

関東大学1部リーグ戦 第20節

11月10日@Shonan BMW スタジアム平塚
明大(勝ち点55)3-1筑波大(30)

前節ですでにリーグ優勝を決めた明大サッカー。迎えた第20節は、前期リーグ戦で唯一敗戦を喫した筑波大との一戦。試合開始1分で先制点を許した明大だったが、そのわずか1分後にMF坂本亘基(3年、ロアッソ熊本ユース)が振り出しに戻す同点弾を浴びせた。その後は主導権を握り、前半19分にコーナーキックから逆転。そして20分にはダメ押しのゴールを決め、筑波大を一気に突き放した。後半も最後まで体を張ったディフェンスで守り抜きそのまま試合終了。3-1の快勝で明大が前期の雪辱を果たした。

王者として挑んだリベンジマッチ

自信に満ちあふれた明大のプレーが勝利の女神を微笑ませた。試合開始直後、「隙を生んでしまった」とDF小野寺健也(4年、日大藤沢)。開始1分で筑波大に先制点を許してしまう。しかしそのわずか1分後に坂本が公式戦初のゴールを決め、すかさず同点に。「取り返せるだけの練習はしている。その自信と成果が結果に結び付いた」と坂本。この1点を境に攻撃に火を付けた明大は前半19分、FW佐藤亮主将(4年、FC東京U-18)のコーナーキックに小野寺が頭で合わせ逆転に成功。「ヘディングは自分のストロング」。今季の総理大臣杯決勝でもコーナーキックの場面でヘディングシュートを決め、優勝に貢献した小野寺。それだけに「(ヘディングは)プライドとして絶対に誰にも譲りたくない」。強い誇りが小野寺を奮起させたのだ。そして、その1分後にはFW佐藤凌我(3年、東福岡)が裏に抜けダメ押しのゴール。このまま最後までリードを守り抜き、3-1で試合は終了。明大が見事な逆転勝利を収めた。

同点ゴールは公式戦初得点の坂本、ここから明大の攻撃に火が付いた

直接対決で筑波大の記録を塗り替える

この試合で筑波大に勝利したことで、明大は勝ち点を55に伸ばした。残り2節を残したこの時点で、奇(く)しくも筑波大が2017年に樹立した勝ち点54を抜きリーグ歴代最多記録を更新。今節の試合終了の合図は、まさに歴史に残る瞬間となった。しかし紫紺のイレブンは、もちろんこれで満足することはない。残りはあと2節。「勝ち点61へ」と佐藤亮。特に次節、前年度リーグ覇者の早稲田戦は、今季最後でしかも合同集中応援となっているため、多くの観客が訪れることが予測される。大観衆の前で、最強大学王者の底力を見せつけられるか。