関学ラグビー、次節インカレ出場を決める大一番を前に流れを呼び戻す勝利!
ムロオ関西ラグビーAリーグ
11月10日@神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
関学(勝ち点28)63-19 摂南大(5)
関西学院大にとって、大学選手権大会出場へ大きな一歩となった。ノーサイドの笛が鳴り、歓喜に沸く関学フィフティーン。HO原口浩明主将(4年、東筑)も歓声に何度も笑顔で応えた。「同大(同志社大)に悔しい負けを喫したので、何とか取り戻したかった」。前節、同志社大に逆転負けで連勝が止まった関学。この試合では63-19と圧勝し、暗雲を吹き飛ばした。
強化した守りと理想の攻撃がかみ合う
関学がゲームを支配した。前半3分にラインアウトからモールを形成。そのままボールを押し込み、先制に成功。同8分に摂南大にトライを奪われると、外国人を擁するBK陣の猛攻に合い何度もボールをゲインされるが、関学は春先からチームで取り組んだフィジカルの強化や低い姿勢のタックルでゴールラインを守り切る。これで流れを呼び込むと、同17分にはこの試合でマンオブザマッチに選出されたFL柴崎健(4年、天理)がラックからボールを持ち出し追加点を挙げた。その後もトライを決め、前半を28-5で試合を折り返す。
後半も関学の猛攻は止まらず、19分にはWTB中考祐(4年、東海大仰星)が相手ボールをインターセプトすると、そのままゴールラインを割るビッグプレーも飛び出し、計9トライを記録。63-19のトリプルスコアをつけ圧勝した。原口主将も「やりたい攻撃ができた」と満足気に語った。
次節は大学選手権出場を決める大一番
次節は近畿大との対戦。そこで勝利すれば、5年ぶりのインカレ出場が決まる大事な一戦。「気が抜けない戦いになる。勝ち切りたい」と原口主将。チームの目標である大学選手権優勝というゴールラインに向かい、まずは挑戦権をつかむために負けられない戦いに挑む。