大学野球

特集:第50回明治神宮野球大会

慶應が猛打で東海大札幌を圧倒、7回コールド勝ちで4強進出

3回表、慶應の4番・郡司は走者一掃の3点適時二塁打を放った(すべて撮影・武山智史)

第50回明治神宮野球大会

11月17日@神宮球場
準々決勝 慶應義塾大(東京六)9ー0(7回コールド) 東北大札幌(札幌学生)

 50回記念明治神宮野球大会第3日は大学の部の準々決勝2試合あり、慶應義塾大は1回から打者一巡の猛攻で6点を先制。3回にも3点を加え、東海大札幌を7回コールドで下した。慶應は19日の準決勝で城西国際大(千葉県大学)と対戦する。

 ソフトバンク5位指名の柳町が先制二塁打

 慶應打線が東海大札幌の先発・宮澤怜士(4年、遠軽)の立ち上がりをとらえた。1番中村健人(4年、中京大中京)が四球を選び、2番下山悠介(1年、慶應)の内野安打で無死一、二塁に。3番柳町達(ソフトバンク5位、4年、慶應)がチェンジアップをきれいに左中間へ運び、2点を先制した。

1回表、柳町が先制の2点適時二塁打を放った

「つなごうという意識で打席に入りました。まっすぐに張ってたんですけど、チェンジアップにうまく対応できました。左中間に打球が伸びていくときは、自分の調子がよいときなんです」。柳町は試合後、自身の好調ぶりを語った。

慶應は柳町の活躍もあり、1回に6得点をあげた

慶應は3回にも3安打で3点を加え、投げては髙橋佑樹(4年、川越東)-増居翔太(1年、彦根東)-津留﨑大成(楽天3位、4年、慶應義塾)という継投で7回をゼロに封じた。

東海大札幌も2回に2死一、二塁、7回は2死一、三塁のチャンスを作ったが、あと一本が出ず、悔しいコールド負けを喫した。初戦で2安打2打点の活躍だった赤尾光祐(3年、東海大相模)も、この日は3打数無安打、2三振に終わった。

「完全に力負け、初回がすべてでした。慶應の打力はものが違いました。冬にしっかり練習して、関東のピッチャーに負けないバッターになって、来年また神宮に戻って来たい」。赤尾は悔しそうに話し、来年のリベンジを誓った。

先発の高橋は4回無失点の好投を見せた

慶応大・大久保秀昭監督の話
「初回に中村から始まって、下山がラッキーなヒットでつないでからの柳町の一本が出たりして、前半でうまく大量点を取れたのは大きかった。(2年前は初戦敗退したこともあり、)初戦の入りが大事というところでそれを体現できたのは、選手たちの準備がよかったからだと思う。(2番手のルーキー増居が2回5奪三振で無失点と好投するなど)持っているものをしっかり出しきってくれました」

東海大札幌・日下部憲和監督の話
「先発の宮沢の調子は悪くなかったけど、相手打線に初回からしっかりミートされてました。6点も取られて相手のペースになり、攻撃でサインを出す場面がないまま終わってしまいました。リーグ戦は苦しい試合を戦ってきて、おとといも接戦を勝てた。ただ、全国で勝つにはまずは投手力を強化していきたい。今後は(今大会を経験した)工藤が中心になっていくと思う」