大学アメフト

特集:第74回甲子園ボウル

関学「泥臭く攻める」早稲田「勝つ文化つくる」 12月15日に甲子園ボウル

13日後の決戦の地で、関学の寺岡主将(右)と早稲田の池田主将がガッツポーズ(すべて撮影・安本夏望)

アメフト全日本大学選手権決勝・甲子園ボウル

12月15日@阪神甲子園球場
関西学院大(関西2位)vs  早稲田大(関東

アメリカンフットボールの学生日本一を決める「甲子園ボウル」(全日本大学選手権決勝)は12月15日午後1時5分、阪神甲子園球場でキックオフを迎える。西日本代表は4年連続53回目出場の関西学院大(関西2位)、東日本代表は2年連続6回目の出場となる早稲田大(関東)。両校の対戦は2年連続3度目で、すべて関学が勝っている。関学の連覇か、早稲田の初優勝か。12月2日は関学の鳥内秀晃監督(61)、主将のDL寺岡芳樹(4年、関西学院)、早稲田の髙岡勝監督(51)、主将のLB池田直人(4年、早大学院)の4人が阪神甲子園球場に集まり、記者会見に臨んだ。

「笑いでは負けへんで」と関学の鳥内監督

学生の目標達成を手伝いたい

鳥内秀晃監督の話
「やっとここに戻って来られてうれしい。学生たちが目標にした学生日本一を、この場で達成できるように手伝えたらなと思ってます。去年は向こうのディフェンスがスタンツを使ってきて、OLがパニックにならないようにしたいです。1クオーター15分なんで、チーム全員で(出場メンバーを)うまく回さんとあかん。絶対にウチは気持ちでは負けないようにする。2年前は俺自身がナメすぎてた。日大がレギュラーシーズンとちゃうことをしてきよった。早稲田も甲子園のための準備をしてきてるはずや。ウチの学生が『学生圧倒』言うとるやろ?  圧倒するしかないで」

「最後の笛が鳴り終わるまで攻める」と関学の寺岡主将

早稲田は個人能力の高い選手がチラホラ

寺岡芳樹主将の話
「甲子園の舞台に帰って来られて光栄です。連覇どうこうは一切考えてません。早稲田大学はWRブレナン選手(4年、ユニバーシティラボラトリースクール)やQB柴崎選手(同、早大学院)といった個人能力が高い選手がチラホラいるなと思います。加えて分析力もあるなという印象です。2年前と状況が似てます。立命にリベンジしたあと、ここで日大に負けてしまった。負けるとこれまでやってきたことが崩れてしまって、しょうもない。僕らは負けを知ってるチームなので、守りに入らず攻めにいけるのが強みだと思ってます」

「関学に勝てる部分は何もない」と早稲田の高岡監督

鳥内監督の最後の甲子園ボウルで対戦、感慨深い

髙岡勝監督の話
「去年は監督2年目ということで、年に1度戦う相手に勝つ難しさを感じました。昨年はタレントぞろいでしたが、今年はブレナンくらいです。春のシーズンも練習試合で負けることが多くて、4年生は悩んできました。キャプテンの池田を中心にまとまってきて、ようやく一つのチームになってきたと思います。鳥内監督が今シーズン限りで勇退されるということで、最後の甲子園ボウルで対戦できるのは感慨深いです。去年、監督になり初めて対戦させてもらって大きなフットボール文化の差、力の差を感じました。関学の文化に近づけるように、早稲田の文化を築けるフットボールをしたいと思います」

中学校までは極真空手に打ち込んでいた早稲田の池田主将

関学のオフェンスはいなすのがうまい

池田直人主将の話
「自分自身、高校のときから関学さんとは4度対戦してきて、これまでは何もできずに負けてきたので、出しきって勝ちたいです。関学のオフェンスは関東のチームと違って、プレーのタイミングを毎回微妙にずらしてくる。いなしてくるのもうまい。1年生からスターターで出させてもらったんですが、ずっとそれでやられてます。自分たちの実力や練習でやってきたことを出しきれずに終わってしまってます。自分たちには甲子園で勝つ文化がないです。毎回負けているので、勝つ文化をつくっていきたいと思います」

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