アメフト

立命館大が復帰の桃山学院大に快勝発進 関西学生異例のトーナメントが開幕

エースQBとして公式戦初出場だった立命館大の野沢(撮影・すべて篠原大輔)

関西学生リーグ1部

10月17日@神戸・王子スタジアム
トーナメント1回戦
立命館大36-3桃山学院大

アメリカンフットボールの関西学生リーグ1部は10月17日、神戸・王子スタジアムで開幕。新型コロナウイルス感染拡大の影響でトーナメント方式での開催となり、5年ぶりの甲子園ボウル出場を狙う立命館大学は36-3で桃山学院大学を下した。立命館は11月8日の準決勝で関西大学と戦う。

関西学生リーグ1部は雨中戦の開幕となった

エースQB野沢研は上々のデビュー

攻守のライン戦で上回る立命館は序盤から桃山学院を圧倒。オフェンスは試合の最初から4シリーズ続けてタッチダウン(TD)。今年からオフェンスを率いるQBの野沢研(3年、佼成学園)はここでお役御免。雨の中9回パスを投げて8回成功させ、一つのTD。上々のエースQBデビューとなった。主将となったエースRBの立川玄明(たつかわ・ひろあき、4年、大阪産大付)は三つのTDを決めた。

立命のセカンダリーをブロックに向かう桃山学院大のOL徳田
【動画】立川主将らから「僕たちパンサーズの熱いプレーにご注目を」

後半はほぼ控えのメンバーで戦い、8点を追加。3年ぶりに1部で戦った桃山学院は主将のLB小西憂(4年、大阪学芸)が要所でナイスタックルを見せたが、オフェンスはフィールドゴール(FG)での3得点にとどまった。

試合後、報道陣の質問に答える立命館主将のRB立川

立命館主将のRB立川玄明
「自分のことは気にしてません。一戦必勝でやってきたので、チームが勝てたのが一番大きい。いかに課題をつぶして関大戦に臨めるか。4回生はそこにフォーカスして、最高の準備がしたいです」

鋭いタックルが光った桃山学院大主将のLB小西

桃山学院主将のLB小西憂
「3年前のリーグ戦で立命さんに大差で負けて、1部に戻って勝とうと思ってやってきました。でも僕らの努力より立命さんの努力の方が上だったと思います。僕は強いヤツを倒すのが一番うれしい。だから桃山学院に入りました。今日は自分の力が通用した部分もあったけど、チームとして勝てませんでした。あとは交流戦になるけど、1部で2勝したシーズンがないので、あと2試合とも勝ちにいきます」

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