アメフト応援団長のコージさん、日本代表のOLと戦い抜いて得たもの
X1AREA西日本
11月14日@大阪・エキスポフラッシュフィールド
トーナメント決勝
アサヒ飲料チャレンジャーズ 34-17 みらいふ福岡SUNS
4years.のアメフト応援団長でもあるコージ・トクダさんが、選手に復帰して2試合目に臨んだ。みらいふ福岡SUNSのDL(ディフェンスライン)として11月14日、社会人Xリーグ1部内の下部リーグにあたるX1AREA西日本のトーナメント決勝に出場。試合を通じて日本代表のOL(オフェンスライン)と対峙(たいじ)し、苦戦しながらもやり抜いた。試合は17-34で敗れた。
決勝で目の前に立ちはだかったのは・・・
この日、復帰1戦目でQBサックを決めたコージの前に立ちはだかったのはアサヒ飲料のOL黒川晴央(はるひさ、名城大)。2020年2月に結成された日本代表のメンバーで、その強さには定評がある。身長190cm、体重125kgで、プレー開始前にセットすると、182cm、97kgのコージが小さく見えた。
まさに壁だった。パスのときにコージが思い切ってぶつかっていってもビクともしない。下がってくれない。外へ外へとおいやられた。ランのときは最後まで押し切られた。黒川はどれだけ勝っていても、プレーを中途半端でやめなかった。コージを戦意喪失させにきた。
だが、やられてもやられても、コージは勢いを緩めずぶつかっていった。そして、ひたすらにボールキャリアーを追い続け、チームで2番目の5.5タックルを決めた。福岡SUNSは11月29日、ヤンマーフィールド長居(大阪)で名古屋サイクロンズとの交流戦に臨む。これが、コージが10年ぶりに選手に復帰したシーズンの最後のゲームとなる。
みらいふ福岡SUNSのDLコージ・トクダ
「黒川君のことをかなりイメージして練習してきましたけど、強かったです。さすがでした。これがXリーグのトップ選手なのか、とレベルが分かりました。向こうが張ってきた腕を切ろうと(外そうと)するけど、切れないんです。しかも絶対最後までプレーしてくる。しっかりパスラッシュをかけられたのは1回ぐらいでした。もっとやらんとまずいな、と思いました。あのレベルのOLと戦うには、もっとスピードで勝負できるようにならないとダメですね。頑張ります」