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連載:アメフト応援団長・コージコラム

アメフトをタピオカの次のブームに! 福岡SUNSで選手に復帰します

ともに福岡SUNSに入る栗原(左)とは法政大学時代からの盟友です(写真は本人提供)

4years.の読者のみなさん、こんにちは。
アメリカンフットボーラーでありタレントのコージ・トクダです。

コンビを解散し、アメフト選手に復帰

 このコラムをいつも読んでくださっているみなさんは、ここ最近の私の変化に驚かれたと思います。2月のアメフト復帰宣言から始まり、310日のコンビ解散、330日にはアメフト選手としての所属チームが「みらいふ福岡SUNS」と発表……。私の人生の中でも指折りの、慌ただしい変化があった時期になりました。 

ふと夜中の2時ごろ、ベッドの上で軽く筋肉痛になった体を伸ばしながら、思うことがあります。「アメフトを語っていた自分が、まさかアメフトをプレーする側になるなんて」と。 

自分でもたまに脳裏をよぎるこの不思議な感覚を、みなさんはより大きく感じていらっしゃることでしょう。なぜなんだ? と。 

今回、みなさんには「なぜ今になって私が改めてプレイヤーになる事を決意したのか」、また「プレイヤーだからこそできること」は何なのかをハッキリさせて、コージ・トクダが初出場する試合を何の疑問もなく観に来ていただけるようにしたいと思います。 

これを読み終わったあなたは、必ず私の選手復帰初戦を観に来てくれることでしょう。そう願っております。 

さて! なぜコージ・トクダはいまになってプレイヤーとしてアメフト復帰をしたのか。 

「アメフトって知ってますか?」

これにはいくつかの理由があります。まず大きな理由の一つは「アメフトって知ってますか?」という問いかけが、ずっと頭にあったからです。 

渋谷で街頭インタビューをしたら、果たして何人の若者が「知ってるよ! 攻撃権が4回あって、その間に10yd進まないと相手に攻撃権が移って攻守交代するスポーツだよね!」と答えてくれるのだろう? 

さすがにこれは高望みしすぎだとしても「ヘルメットをかぶってぶつかり合うスポーツだよね」という答えでさえも、正直言って、いまは期待できない。 

アメフトは、若者の間ではタピオカの足元にも及ばない知名度なのだ。(おい、怒られるぞ)

10年ぶりに選手としてアメフトに没頭し、重みのある言葉で発信します(撮影・北川直樹)

SNSで発信してきた言葉に重みがなかった

 これまで私はSNSを通じてアメフトの魅力やルール、試合観戦の模様などを発信してきました。その際に感じてたことがあるので、ここでハッキリ言います。 

「自分の発信に重みが足りない」 

私が少し発信したところで、世間はビクともしない。そりゃそうだ。本気度が伝わってないから。そもそも、お前は誰なんだ? と。 

SNSで「めちゃくちゃ楽しいスポーツなんだよ!!!」と伝える。「なら、なぜやらないの?」。世間の無言の反応はこういうことだろう。 

いや、体づくりの時間も必要だし、簡単にはできないスポーツなんだよ、防具もそろえないといけないし、けがのリスクもあるし……。 

社会人になってアメフトをやらない理由を挙げれば、キリがないんです。面白いスポーツだと伝えるのに、一言ひとことに重みが足りない。ずっとこの矛盾の中で生きてました。 

このたび、そんな自分の中での矛盾を解決するべく、すべての理由を取っ払ってアメフト選手へ復帰することにしました。より本気でアメフトと向き合うことで、人に伝えるときの重みも変わってくるのでは、と考えました。 

そして、この復帰によるライバルは、強豪の富士通フロンティアーズでもなければ、オービックシーガルズでもない。新たにやってくるであろうタピオカの次のブームこそが相手なのだ!! 

「アメフトって知ってますか?」

「知ってるよ。実は一回友だちに誘われて、コージ・トクダが出てる試合に連れていかれたから」 

これを達成するための復帰なのです。 

さて、みなさんの中にもう一つの疑問があると思います。果たしてコージ・トクダのタレント活動はどうするのか? 

すでに公言していますが、タレント活動もしっかりやりながらの選手復帰になります。東京で暮らしながらタレント活動をして、週末は福岡に飛んでチームの練習に参加するという生活になります。

3月13日に朝日新聞記者の榊原一生さん(左)と当たってきました(撮影・北川直樹)

福岡SUNS新加入記者会見の翌日、新聞にこう書かれてました。「タレント活動100%、アメフト100%、コージ200%で頑張ります」と。確かに自分で言ったことなんですが、改めて活字で見ると、すごいことを言ったなあと思います。それに対して「どうせ中途半端だろ?」「いままでそんな人いなかった」などという批判があるのは承知の上です。 

でも、どちらも100%で頑張る方が「アメフトって知ってますか?」の問いを世間のみなさんにより広く伝えられると確信してます。そして私の活動が中途半端かどうかは、この先の結果で見せていくしかないのも分かってます。 

私がアメフト選手へ復帰した理由がお分かりいただけましたでしょうか? 

盟友の栗原嵩とアメフト界を変えていく

最後に。アメリカンフットボールというスポーツはエンターテインメント性がとくに強いスポーツです。次はどんなプレーか、予想しながら観戦できる。チアリーダーのみなさんの応援には華もある。そして屈強な男たちのぶつかる音が響きわたる。残念ながらしばらく公式戦はありませんが、いちど試合会場に足を運んでみて下さい。 

これからは、みらいふ福岡SUNSというチームと一緒に、また同じ志を法政大学時代から持っている旧友の栗原嵩(くりはら・たかし)とともに、アメフト界を変えていきたい。そう心から思ってます。 

このコラムが、いつかズッシリと重く感じてもらえるそのときまで、私は走り続けます。間もなくコージ・トクダのアメフト挑戦、キックオフです。

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