19歳三浦龍司が大健闘7位 3000m障害、最後に3人抜きゴール
朝日新聞社
2021/08/03
(最終更新:)
男子3000メートル障害決勝で力走する三浦龍司(手前)=2021年8月2日、国立競技場、池田良撮影
男子3000メートル障害決勝で水濠(すいごう)を越える三浦龍司(中央上)=2021年8月2日、国立競技場、池田良撮影
男子3000メートル障害決勝で水濠(すいごう)を通過する三浦龍司(中央)=2021年8月2日、国立競技場、池田良撮影
男子3000メートル障害で7位入賞した三浦龍司=2021年8月2日、国立競技場、池田良撮影
世界のトップ選手相手に大健闘だ。東京オリンピック(五輪)第11日の2日、男子3000メートル障害決勝で、三浦龍司が8分16秒90で走り、この種目で日本選手最高の7位入賞を果たした。
「正直、ちょっと悔しい気持ちもある」。三浦はレースをこう振り返った。
予選より遅いペースで進んだ。1000メートル前に三浦がたまらず前に出たが、これが裏目に。すぐに後続の選手がペースを上げ、10位まで順位を落とした。
でも、ここで終わらないのが日本記録保持者だ。「余力はなかった」というが、最後に3人を抜いてゴール。観客席から笑顔で日の丸を受け取った。
3日前の予選で6秒以上自己記録を更新するなど成長著しい19歳。国内ではマイナー種目と言われ、「PR役」を務めてきた。
「自分の個性を出せる唯一の種目だと思っている。自分の力を出し切るまでこの競技と向き合いたい」
(辻隆徳)
=朝日新聞デジタル2021年08月02日掲載