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特集:東京オリンピック・パラリンピック

レスリング、乙黒拓斗が金メダル 男子フリースタイル65キロ級

男子フリー65キロ級決勝、アゼルバイジャンのハジ・アリエフを破りガッツポーズする乙黒拓斗(撮影・加藤諒)

 東京オリンピック(五輪)第16日の7日、レスリング男子フリースタイル65キロ級の乙黒拓斗(22)が、決勝でリオデジャネイロ五輪男子フリー57キロ級銅メダルのアリエフ(アゼルバイジャン)を5―4で破り、金メダルを獲得した。

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 乙黒拓は「本当に苦しいことが多かったけど、まわりの人のおかげでちょっとずつ前に進んだ。夢をかなえられてすごくうれしいです」と話した。

 乙黒拓は1回戦でモンゴルの選手を6―3で破り、2回戦はハンガリーの選手を4―1で下した。準決勝では2019年の世界選手権王者のラシドフ(ROC)を3―2で破り、決勝進出した。

 乙黒拓は18年世界選手権を日本男子最年少となる19歳10カ月で制した。兄の圭祐は男子フリー74キロ級代表で、5日に初戦敗退した。

=朝日新聞デジタル2021年08月07日掲載

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