アメフト

法政大・太田成哉「泥臭く、執念を持って」 関東TOP8主将インタビュー

太田主将(21)は身長174cmの体に闘志を秘める(撮影・ともに北川直樹)

関東大学アメリカンフットボールリーグ1部TOP8は10月に開幕予定です。4years.ではTOP8に所属する各校のキャプテンにメールで6項目の質問を送付し、回答してもらいました。6人目は法政大学のLB(ラインバッカー)太田成哉主将(4年、千葉日大一)。春シーズン好調だった法大は、2年連続変則日程の今シーズン、9年ぶりの甲子園ボウル出場を目指します。

質問1 2021年度のチームスローガン(テーマ)と、そこに込めた思いを教えて下さい。

チームテーマは、「執念」です。「執念」には、「執着してそこから動かない気持ち」という意味があります。今までの活動を振り返り、「日本一」になることを決意し、泥臭く執念を持って練習に取り組む姿勢が不足していると感じていました。どんなに良い試合、練習ができても「日本一」になるまで満足せず、「日本一」に執着していくためにこのチームテーマにしました。

質問2 理想のキャプテン像を教えて下さい。

創造力を働かせて、やろうと決めたことから逃げてはならないと考えています。今までのやり方、ルールに縛られず「日本一」になるために、常に最善の策を考え、学生が主体的に行動することを心がけています。新しいことを実行する時に、障害が出てくることも多くありますが、そこから逃げずにチームが前進するために全力を尽くしています。

質問3 自分自身の過去3年を振り返って、どんな自己評価をしていますか?

2年生の時にLBとして試合に出場することが出来ていましたが、早稲田戦でひざをけがしてしまいました。そこで、3年生時には体を動かせない分、チームに対して主体的に発言、行動することを心がけ、その期間に培った積極性が現在にも役に立っていると思います。

強烈なタックルが持ち味でもある

質問4 チームにとって、4年生とはどんな存在であるべきだと考えていますか?

4年生全員がチームを引っ張っていくリーダーシップを発揮しなければなりません。自分自身のことはもちろん、周りを見て影響を与えられる存在であるべきだと考えています。
下級生に寄り添う姿勢を忘れず、分からないことは気軽に聞けるフラットな環境作りを心がけています。

質問5 コロナ禍、特に下級生は十分な練習を積めていないと思いますが、この秋、あなたがとくに期待する(期待できると思う)下級生の選手を一人挙げて、理由も教えて下さい。

3年LBの片山文也(明治学院)です。プレーヤーとしては、ランに対して強くプレーすること、引かなければならない所でしっかり引けるという広い視野をもってプレー出来ています。LBのポジションリーダーとしてLBをまとめている姿はこれからチームをより盛り上げてくれると期待しています。

質問6 最後にシーズンを心待ちにしているファンのみなさんへの言葉をお願いします。

日頃より法政フットボールを応援いただき、誠にありがとうございます。今年度も新型コロナウイルス感染症の影響により、制限のある中での活動になっておりますが、どんな状況においても対応出来る準備をしています。そして、今年こそ甲子園ボウルで勝利し、法政大学の校歌を響かせられるよう精進して参りますので、ご声援のほどよろしくお願い致します。

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