野球

特集:2021年 大学球界のドラフト候補たち

広島1位の黒原拓未が対戦したい打者は 「打たれた記憶しかない」

広島から1巡目で指名を受けた関西学院大学の黒原拓未(撮影・高橋健人)

(11日、プロ野球ドラフト会議)

関西学院大学のエース・黒原拓未 心身共に充実し好投を続けるプロ注目の左腕

 広島に1位指名された関西学院大の左腕黒原拓未は、母校・智弁和歌山高のユニホームを引き合いに出し、「高校の時も赤。マークも似ていて、イメージしやすい」と晴れやかな表情で語った。

 最速151キロの直球と、カットボールなどの多彩な変化球が持ち味。今春の関西学生リーグで最多5勝を挙げて最優秀選手に輝き、チームを14季ぶりの優勝に導いた。

 プロで対戦したい打者を問われると、同じリーグの1年先輩で「打たれた記憶しかない」という阪神の佐藤輝明(近大出身)を挙げ、「自信のあるボールを思い切り投げ込みたい」と意気込んだ。

 広島の1位入団は、2019年指名の森下暢仁が新人王を獲得。昨年指名の栗林良吏も守護神として今季31セーブを挙げるなど、ともに1軍の主力投手として活躍している。「その波に乗りたい。球界を代表する左腕になっていきたい」と抱負を語った。

(高橋健人)

=朝日新聞デジタル2021年10月11日掲載

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