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関東は早稲田大と法政大で優勝決定戦、ともに3連勝で直接対決

法政大はRB宮下知也の2TDなどで中央大に快勝した(撮影・全て朝日新聞社)

関東大学1部TOP8第3節最終日

11月14日@横浜スタジアム
▽Aブロック
桜美林大24-7東京大、早稲田大14-7明治大
▽Bブロック
法政大30-13中央大
【Aブロック順位】(1)早稲田大3勝(2)明治大2勝1敗(3)桜美林大1勝2敗(4)東京大3敗
【Bブロック順位】(1)法政大3勝(2)中央大2勝1敗(3)立教大1勝2敗(4)日本大3敗

早大は石丸圭吾が値千金のインターセプト

関東大学1部TOP8はA、B両ブロック内の最終戦があり順位が決まった。11月27、28日には順位決定戦があり両組1位の早稲田大学と法政大学が優勝決定戦に臨む。

早稲田大は終了間際、LB石丸圭吾のインターセプトで逃げ切った

2年ぶりの甲子園ボウル出場を目指す早大は明治大学との全勝対決で何とか逃げ切った。第2クオーター(Q)にQB石原勇志(3年、足立学園)とRB安村充生(2年、早稲田実)のランからタッチダウン(TD)を奪って14点のリードで折り返した。

後半は明大も地力を発揮、第4Q開始直後にRB森川竜偉(3年、佼成学園)のTDなどで7点差に迫った。その後も何度か好機はあったが、最後は相手ゴール前で、早大のLB石丸圭吾(4年、栄東)にインターセプトを喫して万事休した。

明治大はRB森川竜偉のランなどで追い上げたが届かなかった

法大は堅いオフェンスで快勝

法政大は好調の中央大学に快勝した。前半はTDまで攻めきれなかったが、フィールドゴール(FG)で着実に加点していった。第2Qの11分過ぎ、ここでもFGと思われたが、一転、RB新井優太(2年、啓明学院)が左に持ち出して14ydを好走し初TDを挙げた。

中央大は第4QにQB西澤慧介のTDなどで意地をみせた

後半は宮下知也(3年、法政二)が25ydと53ydを走りきって2TDをマークして突き放した。中央大も次第に法大ディフェンスに対応できたが、最初の得点が第4Qに入ってから。QB西澤慧介(3年、中大附)の組み立てから2TDで追い上げたが遅かった。

桜美林大は初勝利

ともに初勝利を目指した戦いは、桜美林大学が横浜高出身のQB水越直(2年)が地元で躍動、投げて走ってオフェンスをリードするなど東京大学に快勝した。東大は第3QにWR馬渡健裕(4年、堀川)が61ydのパントリターンTDを決めて見せ場を作った。昨年甲子園ボウルに出場した日本大学はブロック戦を3連敗で終え、28日の東大戦で初勝利を目指す。

桜美林大はQB水越直のTDなどで今季初勝利を挙げた
東京大のWR馬渡健裕は61ydを走りきった

早大・高岡勝監督
 「実力ですね。最後はたまたま石丸がインターセプトできましたけれど、圧倒的に我々の方が力ないので、厳しい試合でした。選手は集中力を切らさずに頑張ってくれた。(法政大の試合は)見ました。強いですね。星野(凌太朗)君がランもキャッチもすごい。マークしても多分やられると思いますので、非常に頭が痛い。この13日間でどれだけ集中できるかだと思います」

法大・有澤玄ヘッドコーチ
 「(ディフェンスは)予想以上によかったですね。もっと走られるかと思いましたけど。やられても、やられても粘り強く、安定したディフェンスをする、チームではそういうことになっています。(序盤は)あれだけプレーをやっていて(TDを)取れないのはダメですね。あそこは大反省しないといけない。相手というより、ちゃんと自分たちがどこと対戦しても恥ずかしくないチームとして臨みたい」

関東大学1部TOP8順位決定戦

11月27日@横浜スタジアム
5位決定戦(10時45分)桜美林大-立教大
3位決定戦(13時30分)明治大-中央大
優勝決定戦(16時15分)早稲田大-法政大
11月28日@アミノバイタルフィールド
7位決定戦(14時30分)東京大-日本大

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