ノルディックスキー

特集:北京冬季オリンピック・パラリンピック

川除大輝が自身初の金メダル 北京パラ、ノルディックスキー距離

男子20kmクラシカル立位で優勝、大会マスコットのシュエロンロンを胸元に入れて記念撮影に応じる川除大輝(撮影・北村玲奈)

 北京冬季パラリンピックは第4日の7日、ノルディックスキー距離男子20キロクラシカル立位で、川除大輝(21)が自身初の金メダルを獲得した。これで日本勢は今大会で計3個の金メダルとなった。

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 川除は富山県出身。生まれつき両手足の人さし指と中指がなく、競技中はストックを持たずに雪面を進む。17歳のとき、4年前の平昌大会で初出場。個人3種目に出場して2種目で9位、1種目が10位だった。

 体づくりに専念すると、めきめきと力をつけた。2019年の世界選手権では北京大会と同じ20キロクラシカルで優勝。北京大会の開会式では日本選手団の旗手を務め、日本パラノルディックスキー界で「次世代エース」と期待がかかっていた。

=朝日新聞デジタル2022年03月07日掲載

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