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特集:北京冬季オリンピック・パラリンピック

北京パラが閉幕 日本は金4含むメダル7個 最多は中国の61個

閉会式で「BEIJING」の文字の花火が打ち上げられた(撮影・柴田悠貴)

 第13回冬季パラリンピック北京大会は13日夜、北京市の国家体育場(通称・鳥の巣)で閉会式があった。ロシアによるウクライナ侵攻の余波で緊迫感に覆われた10日間の大会が終わった。

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 13日午後8時(日本時間午後9時)、閉会式が始まった。中央にレコードプレーヤーが投影されると、車いすや杖をついたパフォーマーが針を運び、盤面に落とした。レコードが回転すると、6競技のピクトグラムと、10日間の大会ハイライト映像が流れた。

 会場の貴賓席では中国の習近平(シーチンピン)国家主席と、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長が見守った。

 光で表現されたレコードは、やがて青い地球に。46の国・地域の選手たちが旗を手に入場した。日本の旗手は、今大会のノルディックスキーで初の金メダルに輝いた川除大輝選手(21)。ベートーベンの曲が流れるなか選手たちは手を振って笑顔で歩いた。ロシアの侵攻を受けるさなか出場したウクライナの国旗も、地球の上ではためいた。

(北京=遠藤隆史、斉藤佑介)

=朝日新聞デジタル2022年03月13日掲載

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