相撲

若隆景が初優勝 新関脇Vは86年ぶりの快挙

八角理事長(手前)から賜杯を受け取る若隆景(撮影・小川智)

 大相撲春場所(大阪・エディオンアリーナ大阪)は27日、千秋楽があり、関脇若隆景(27)=本名・大波渥(あつし)、福島県出身、荒汐部屋=が初優勝を果たした。新関脇の優勝は、1場所11日制だった1936年5月場所の双葉山以来、86年ぶり。

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 2敗の若隆景はこの日、結びの一番で大関正代に敗れ、同じく2敗で並んでいた高安も阿炎に敗北。優勝決定戦を若隆景が制した。

 若隆景は元小結・若葉山を祖父に持つ。東洋大を卒業後に入門。2019年九州場所で新入幕を果たした。長兄は幕下の若隆元(30)、次兄は前頭9枚目の若元春(28)で、3兄弟そろって角界に身をおいている。

 福島県出身の力士の優勝は、1953年夏場所の時津山(前頭6枚目)、72年初場所の栃東(初代、前頭5枚目)以来で50年ぶり3人目。

=朝日新聞デジタル2022年03月27日掲載

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