サッカー

特集:うちの大学、ここに注目 2022

駒澤大学の新主将・相澤佑哉 インカレ連覇へ「一体感をもって」

新主将に就任した相澤(撮影・全て駒大スポーツ編集部)

昨年度、Jクラブ内定者4人を擁し、インカレ優勝を果たした駒澤大学サッカー部。主力であった4年生が卒業したなかでも更なる躍進を誓う今年度、新主将に相澤佑哉(4年、熊本ユース)が就任した。178センチ、68キロ。ポジションはDF。センターバックとサイドバックをこなすポリバレント(多様性)と対人、スピード、ロングフィードなどの能力の高さが持ち味だ。

周りを見てチームのためになる主将を

相澤は1年時にリーグ戦デビューを果たすと、2年時の終盤にはレギュラーの座を確保。3年時になってもレギュラーの座を明け渡すことなくリーグ戦2位、インカレ制覇に大きく貢献した。活躍が評価され、第36回デンソーチャレンジカップサッカー福島大会にて関東選抜Aメンバーとして選出。大会2日目にはゴールをあげるなどの活躍をみせた。

主将に就任した理由を「昨年から多く試合に出場させてもらっていたなかで、自分が引っ張っていかなくてはならないという責任があると思ったので」と語った相澤。自らが1、2年生だった時期を「下級生が上級生についていく」形だったと振り返った。だからこそチーム全体でまとまり、一体感を持てるように「周りを見てチームのためになる主将」を理想像とする。

相澤はセンターバックとサイドバックをこなす

駒澤大学は昨年度天皇杯出場権を獲得した東京都サッカートーナメントを今年度は早々に敗退し、リーグ戦では開幕3戦勝ちなしと前途多難な立ち上がり。主力だった4年生が抜け、公式戦出場経験の少ないメンバーが主体となって戦っている今季、秋田浩一監督が「経験が少ないので時間がかかる」と語るようにチーム作りは難航しているようだ。

相澤は左サイドバックを主戦場にリーグ戦全試合フル出場中(第3節終了時点)も、第1節・拓殖大学戦では拓殖大の逆転弾に直結するミスをしてしまうなど、個人としても波に乗り切れていない。課題が山積するチーム作りに関して「全員が試合に関わる気持ちを持つことが重要」と話し、あくまでも一体感の重要性を強調した。

プレッシャーはもちろんあるが、目標はインカレ連覇だ

昨季のプレッシャーをエネルギーに

目標はやはりインカレ連覇。「どうしても昨季と比べられてしまうとは思う。プレッシャーはもちろんあるが、を逆にエネルギーに変えてやっていきたい」と意気込む。先輩の背中を追いかけ、追い越し、栄冠を目指す。

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