ゴルフ

トップアスリートに最高のパフォーマンスを「森永製菓inトレーニングラボ」

「森永製菓inトレーニングラボ」で三ヶ島かな選手(中央)をサポートする、トレーナーの中嶋杏菜さん(右)と管理栄養士の山上はるかさん(すべて撮影・佐伯航平)

女子ゴルフでツアー2勝目を目指す三ヶ島かな選手、男子ゴルフで49歳からプロに転向した異色の経歴を持つ田村尚之選手。2人の活躍を支えるのが、都内にある施設「森永製菓inトレーニングラボ」だ。森永製菓株式会社の「inブランド」が契約するトップアスリートを、パフォーマンスコーチ、管理栄養士など、各分野のスペシャリストと専任のコーディネーターが連携し、最先端のトレーニングや栄養指導を通してサポートする。

スペシャリストによる最先端のトレーニング・栄養指導

端からは、女子会にも、三姉妹の久々の再会のようにも見える。「森永製菓inトレーニングラボ」でトレーニングを始めた女子ゴルフの三ヶ島かな選手の傍らで、トレーナーの中嶋杏菜さんが笑顔で語りかけ、管理栄養士の山上はるかさんがメモにペンを走らせている。

2016年に「森永製菓inトレーニングラボ」で出会った頃の三ヶ島選手を「初々しかった」と中嶋さんは振り返る。「プロとなると自分を強く持っているがゆえに、こうやりたいという我が強い方もいると思うのですが、強くなるためならどんな意見でも聞き入れてやってみるという姿勢が印象的でした。そこが今も変わらないところですね」と、三ヶ島選手と笑顔を交わす。

選手自身は当時の自分を「ずぼらだった」と言う。好物は地元・福岡のソウルフード豚骨ラーメンだったが、アドバイスに従って控えるようになった。周囲が評する素直さに加えて、「スペシャリストが言うのだから、吸収できるものは吸収しよう」というどん欲さがあった。

最新の知見に基づき、選手に合った多様なトレーニングメニューを用意している

ただし、言われるがまま、というわけではない。トレーナーと栄養士の間で疲労など体の状態について情報を共有し、時には選手本人を交えて次の試合への道のりを決めていく。「納得しないと、やりません」と三ヶ島選手はきっぱり。

ウォーミングアップ時の女子トークも、貴重な情報交換の場。「そういう状態ならこういうことができるよ、とか、それはさっきの悩みと一緒だからこれで解決できるね、と栄養とトレーニングの両方からアプローチできるヒントになるので、意外と無駄な話ばかりでもないんです」と山上さんは笑う。

笑顔も浮かんでいたトレーニングも、時間が経つにつれて真剣な表情だけになっていく。負荷が高まるのだから当然だが、2時間近くに及ぶトレーニングの効果と意味を知る三ヶ島選手から愚痴がこぼれることはない。

「inトレーニングラボ」のサポートを受け、ツアー2勝目を目指す

フィジカルもメンタルも、チームでサポート

トレーニングを重ねて、ボールの飛距離やヘッドスピードなど「数字は全て上がっています。目に見えて引き締まったというか、体が良い意味で大きくなるなど、すごく変わりました」と実感する。昨年は念願のツアー初優勝を果たした。

頻度は高くないものの、ツアーや試合までの準備期間に、2人が帯同することもある。コース上では1人で戦う三ヶ島選手だが、「もちろん栄養や体力の面でもサポートしてもらっていますが、お姉ちゃんのような関係でいてくれるので。メンタル面でも支えてもらっています」と感謝する。

「メンタル面でも支えてもらっています」と語る三ヶ島選手

当初から、将来的な大枠の目標から逆算して、チームとして成長への青写真を描いてきた。現在も国内ツアー2勝目を目指してコースレイアウトに合わせた打ち分けを狙いつつ、基礎となる体の要素を向上させ続けている。海外に挑戦するためにも、長所である7、8割の力でのショットの正確性を残しつつ、出力のアップも図っている。

一方で中嶋さんは、自力でこその成長の可能性も感じている。「私たちのサポートは、選択肢から答えを絞り出していきます。でも今後、瞬間的に自分で決断できる力は、三ヶ島選手にとっての強みになっていくと思います。3人で話すことは、その引き出しを増やすきっかけになるのかもしれませんね」。2人の「姉」は、かつての雛が大きな世界へと羽ばたく日を楽しみにしている。

トレーニング後のコンディショニングもしっかり行う

積み重ねた理論・スイングを壊さずに体力維持

「森永製菓inトレーニングラボ」にはまた違う形の絆もある。「最近はコロナ禍で、飲みニケーションもできなくて」と親子ほどに年齢が離れたトレーナーと苦笑いするのは男子ゴルフの田村尚之選手だ。

会社員とアマ選手という二足のわらじでプレーを続け、ついに49歳でプロ転向を決意した異色の経歴を持つ。シニアツアーが、プロ初参戦となった。

前代未聞のキャリアを切り拓いたが、その分、不安もあったと田村選手は振り返る。「体力や技術がどれほど通用するか、わかりませんでした。野球なら、大学ナンバーワン投手ならプロ1年目は5勝くらいとか、高卒選手は体をつくって3年目くらいから試合に出る、とイメージできますが、49歳でプロになったゴルファーはいませんでしたから」

プロ転向は、地元・広島の先輩でもある倉本昌弘選手に背中を押されて決意した。その後の不安解消にも、先達の助けがあった。手を差し伸べたのが、当時の森永製菓株式会社の社長だった。「試合の遠征が続いてトレーニングができずに困っていたら、一緒にゴルフをたしなんでいた新井さんに誘っていただいて」。見学して気に入ったのが「森永製菓inトレーニングラボ」だった。

田村尚之選手(左)のトレーニングメニューを考えるトレーナーの中島裕さん

田村選手の担当になったトレーナーの中島裕さんは、「すごく緊張しました」と2015年の出会いを振り返る。異色のゴルファーは、トレーナーにとっても未知の存在だ。しかも田村選手は、スイングも自己流で知られていた。しかし、懸念は杞憂(きゆう)に終わる。

「実際にお会いするとすごくユーモアがある方で、フレンドリーに話してくださいました。田村さん流のスイングの考え方を教えていただいて、積み重ねてこられた理論やスイングを壊さないよう、それでいてしっかり体力維持をサポートしたいと考えてきました」

田村選手は自己流と言われるが、決して無手勝流ではない。理系の大学で学んだ経歴が示すように、理論を重んじる選手だ。

競技と向き合う心構えも、独特ではあるが同じ思考の流れに乗っている。ゴルフを長く続けるためにも「無理をしない」「頑張らない」をモットーに掲げる。

田村選手の体調を見ながらトレーニングの内容を調整する

アスリートのスタイルを考慮しオーダーメイドのメニュー

アスリートは体が資本だ。だが、昔から食が細い田村選手に合った栄養摂取の仕方もあると、管理栄養士の山上はるかさんは語る。「年齢や競技特性があるので、無理して理想通りに食べるのが良いわけではないんです。その人のスタイルや季節も考慮しながら、食べやすさを考えます。田村選手はお酒もお好きなので、飲み過ぎた場合のアドバイスもしたりしますが、食事制限はしません」

オーダーメイドのサポートだからこそ、田村選手は自己流を貫けている。

「本当に、あまり頑張っていないんです。すごく追い込んで筋トレした後に鶏のささみを摂る、ということもありません。こういう補助食品やプロテインがありますよと、ちょっとアドバイスをもらって気をつけるくらい。食事に合わせてプロテインやアミノ酸を摂ったりとか、自分の中でいろいろ変えてみたりしています」と「森永製菓inトレーニングラボ」で“研究”を続ける。

そして、1人ではなくチームで取り組むことで、フィジカル面だけではなくメンタル面でも支えになっている。

管理栄養士のアドバイスをもとに森永製菓のサプリメントを取り入れている

「頑張っていないつもりなんですが、周りからは頑張っているように見えるのかなあ」。そう言って笑う田村選手だが、異色の経歴だからこそ感じることもある。シニアツアーを回る他の選手は、若い頃からプロとして活躍してきたケースが多い。

「そういう人は体力が年齢とともに落ちていくのを、ものすごく感じるわけですよ。でも僕は、それほどボールの飛距離が落ちたわけじゃない。何とか維持している僕が、だんだん彼らと並ぶ、あるいは逆転するということもあるかもしれませんね」

今年は全米シニアオープンにも出場した。「最初で最後の大きな試合だと思って出ました。でも出てみたら、飛距離や体格では負けるけど、もうちょっとできると感じました」と58歳の意欲は衰えない。

田村選手のここまでのシニアツアー2勝を支えた中島さんも「3勝目、4勝目と続くようサポートしていきたいです」と、チーム一丸で新たな未来を開拓していくつもりだ。

「森永製菓inトレーニングラボ」は、ゴルフだけでなく、陸上やテニス、柔道、ラグビーなど様々な競技のアスリートが利用している。最先端のトレーニングや栄養指導を通して、アスリートたちが最高のパフォーマンスを発揮できるように、これらかも支え続ける。

「森永製菓inトレーニングラボ」は多くのトップアスリートをサポートしている

お問い合わせ先

森永製菓inトレーニングラボ

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