サッカー

明治大・福田心之助、新潟医療福祉大・小森飛絢ら元日決戦へ抱負、インカレ8日開幕

オンライン会見に参加した選手たち(画面キャプチャより加工)

12月8日に開幕する第71回全日本大学サッカー選手権大会に出場する代表校の選手らがオンラインで会見し、チームの強みや大会の抱負を語った。決勝戦は2023年の元日に国立競技場で行われ、全国から24校がトーナメント方式で優勝を争う。夏の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントを制した国士舘大学や、関東地区第1代表の明治大学、関西地区第1代表の関西学院大学などは2回戦から登場する。

明治大・福田心之助「日本一の景色を」

会見には北海道教育⼤学岩⾒沢校、新潟医療福祉⼤学、明治大、東京国際大学、関学大、びわこ成蹊スポーツ⼤学の6大学が登壇した。

関東大学リーグでMVPに選ばれた明治大のDF福田心之助(4年、札幌山の手、北海道コンサドーレ札幌U-18、京都サンガF.C.内定)は、チームの特徴に「試合に出場する、しない選手、それぞれの選手がそれぞれの立場で役割を全うしてチームの勝利のために全力で戦えること」を挙げた。2019年大会以来の優勝に向けて、「自分が1年生の時に4年生が日本一という景色を見せてくれた。次は自分たちが4年生として日本一の景色を見せられるように頑張りたい」と力強く語った。

関学大の木村勇⼤(4年、大阪桐蔭、京都サンガF.C.内定)は「関西勢が関東勢に負けているのが最近の現状なので関東の壁を越えること、日本一を取ること」と目標を掲げた。来季はJリーグでチームメイトになる福田を擁する明治大に対し、「いまの大学サッカー界で間違いなくトップの大学だと思うので、そこに挑んで、その壁を越えていきたい」と意気込んだ。

U-23日本代表にも選ばれた新潟医療福祉大のFW小森飛絢(ひいろ、4年、富山第一、ジェフユナイテッド千葉内定)は「大学の歴史を塗り替える意味でベスト4以上」と宣言。個人では得点王を目指す。

今大会は主審に学生審判員も

ワールドカップ(W杯)カタール大会では、明治大卒のDF長友佑都(FC東京)、筑波大学卒のMF三笘薫(ブライトン)ら9人の大学サッカー経験者が選ばれた。Jリーグでも大学経由の選手の活躍が注目されている。

全日本大学サッカー連盟の中野雄二理事長は、「世界のサッカーの中で大卒者がその国の代表者に入れる国はそうないと思います。次の4年後、8年後のW杯にこの大会に出場するみなさんの中から、日の丸を背負って日本のサッカーを引っ張っていく選手が出てきてほしい」と激励した。

また今大会から一部の試合で主審に学生審判員を登用し、審判員の育成を図っていく。

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