春高バレー優勝校の主将にスポーツ賞 「全日本のセッターめざす」
スポーツ競技で輝かしい成績を収めたとして秋田県大仙市などは20日、全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)で優勝した宮城県代表・古川学園のセッターで主将の熊谷仁依奈(にいな)さん(18)に、市スポーツ賞「栄光賞」を贈った。熊谷さんは同市の仙北中学校の出身。
大仙市役所を表敬訪問した熊谷さんは、老松博行市長から賞状などを受け取った。逆転で優勝を決めた決勝について「自信があった分、勝ちたい思いが先走り、相手のリズムに流された。3セット終了後に円陣を組んで士気を高めることができた」と振り返った。
熊谷さんは母の影響で小学生のころからバレーボールを始め、スポーツ少年団に所属。仙北中でも主将を務めた。古川学園では1年生からレギュラーとして活躍し、この時の春高バレーは4強止まり。2年生の時も一歩及ばず準優勝だった。「自分たちの代で必ず日本一」との思いで日々練習をしてきたという。昨年秋の国体(少年女子)で念願の日本一。「集大成」の春高バレーでも優勝した。
(山谷勉)=朝日新聞デジタル2023年02月21日掲載