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日米大学野球に挑む26選手 全日本で完封の常廣羽也斗、六大学18HRの廣瀬隆太ら

大学日本代表に選ばれた青山学院大の常廣(左、撮影・佐伯航平)と慶應義塾大の廣瀬(撮影・井上翔太)

7月7日~13日に「第44回 日米大学野球選手権大会」がアメリカ・ノースカロライナ州のコールマン・フィールドなどで開催される。野球日本代表「侍ジャパン」大学代表は7月3日まで直前合宿を行い、現地に入る。

主将を務めるのは、6月の第72回全日本大学野球選手権で日本一に輝いた青山学院大学の中島大輔(4年、龍谷大平安)。このほか東洋大学の細野晴希(4年、東亜学園)や青山学院大の常廣羽也斗(4年、大分舞鶴)ら、秋のプロ野球ドラフト会議で上位指名が予想されるメンバーが集った。大会に挑む26選手は以下の通り。

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投手 青山学院大学と明治大学から2人ずつ選出

計11人が選ばれた投手陣。全日本大学野球選手権の決勝を戦った青山学院大と明治大学からは2人ずつが選ばれた。青山学院大からは全日本の決勝で完封勝利を飾った常廣のほか、東都大学野球春季リーグで3勝負けなしの下村海翔(4年、九州国際大付)。明治大からは東京六大学春季リーグで防御率0.80をマークした村田賢一(4年、春日部共栄)と3年時から主戦で投げる蒔田稔(4年、九州学院)が選出された。

3年から急成長を遂げた明治大の右腕・村田(撮影・井上翔太)

下村海翔(青山学院大4年、九州国際大付)

木村仁(九州共立大4年、北九州)

細野晴希(東洋大4年、東亜学園)

村田賢一(明治大4年、春日部共栄)

常廣羽也斗(青山学院大4年、大分舞鶴)

蒔田稔(明治大4年、九州学院)

草加勝(亜細亜大4年、創志学園)

岩井俊介(名城大4年、京都翔英)

武内夏暉(國學院大4年、八幡南)

上田大河(大阪商業大4年、大阪商業大高)

古謝樹(桐蔭横浜大4年、湘南学院)

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捕手 昨年から代表に選ばれている上武大学の進藤勇也

上武大学の進藤勇也(4年、筑陽学園)は昨年から「侍ジャパン」大学代表に選ばれ、昨年8月に行われた高校日本代表との一戦では勝ち越しのタイムリー二塁打を放った。関西大学の有馬諒(4年、近江)は、高校時代から左腕の林優樹(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)とのコンビとしても注目された。

昨夏、高校日本代表との試合で勝ち越し二塁打を放った上武大の進藤(撮影・伊藤進之介)

宮崎恭輔(慶應義塾大4年、國學院久我山)

有馬諒(関西大4年、近江)

進藤勇也(上武大4年、筑陽学園)

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野手 来年のドラフト指名が注目される3年生も

内野手は7人、外野手は5人が選ばれた。慶應義塾大学の廣瀬隆太(4年、慶應)は春の東京六大学リーグで5本塁打を放ち、通算の本塁打数を18に伸ばした。OBの高橋由伸さん(元・読売ジャイアンツ)が持つリーグ記録、通算23本塁打も視界にとらえている。明治大学の宗山は1年のときから起用され、昨年から名門校の中心選手に。来秋のドラフト会議で上位指名が注目される選手の一人だ。

東京六大学ナンバー1ショートの呼び声が高い明治大の宗山(撮影・井上翔太)

廣瀬隆太(慶應義塾大4年、慶應)

熊田任洋(早稲田大4年、東邦)

辻本倫太郎(仙台大4年、北海)

上田希由翔(明治大4年、愛産大三河)

佐々木泰(青山学院大3年、県岐阜商)

宗山塁(明治大3年、広陵)

宮下朝陽(東洋大2年、北海)以上、内野手

中島大輔(青山学院大4年、龍谷大平安)

天井一輝(亜細亜大4年、広島商)

宮崎一樹(山梨学院大4年、山梨学院)

西川史礁(青山学院大3年、龍谷大平安)

渡部聖弥(大阪商業大3年、広陵)以上、外野手

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