神戸弘陵2年ぶり3度目の優勝 史上初の「3冠」達成 女子高校野球
朝日新聞社
2023/08/01
(最終更新:)
神戸弘陵―岐阜第一 2年ぶり3度目の優勝を決めて喜ぶ神戸弘陵の選手たち=2023年8月1日午後5時38分、阪神甲子園球場、白井伸洋撮影
神戸弘陵―岐阜第一 一回表神戸弘陵1死満塁、飯嶋弥沙音は中前に先制適時打を放つ=筋野健太撮影
神戸弘陵―岐阜第一 四回表神戸弘陵2死満塁、飯嶋弥沙音の適時三塁打で生還し、ベンチ前で出迎えられる二塁走者の三村歩生(中央)=白井伸洋撮影
神戸弘陵―岐阜第一 一回表神戸弘陵1死満塁、飯嶋弥沙音の先制適時打で生還した二塁走者三村歩生(36)を出迎える選手たち=白井伸洋撮影
神戸弘陵―岐阜第一 三回表神戸弘陵1死、西上天菜は左前安打で二塁を狙うもタッチアウト。二塁手松永沙亜奈=筋野健太撮影
神戸弘陵―岐阜第一 四回表神戸弘陵2死満塁、飯嶋弥沙音は走者一掃の適時三塁打を放ち三塁に滑り込む=筋野健太撮影
神戸弘陵―岐阜第一 力投する岐阜第一先発の桑沢明里=筋野健太撮影
神戸弘陵―岐阜第一 五回表神戸弘陵1死二、三塁、三村歩生の左飛で三塁走者田垣朔來羽が本塁を狙うがタッチアウト。捕手今井実=白井伸洋撮影
神戸弘陵―岐阜第一 2年ぶり3度目の優勝を決めて喜ぶ神戸弘陵の選手たち=2023年8月1日午後5時38分、阪神甲子園球場、筋野健太撮影
神戸弘陵―岐阜第一 七回裏、跳びはねて守備につく選手を激励する神戸弘陵のベンチの選手たち=筋野健太撮影
神戸弘陵―岐阜第一 決勝で敗れ涙ぐむ岐阜第一の選手たち=筋野健太撮影
神戸弘陵―岐阜第一 決勝で敗れ、仲間と抱き合う岐阜第一の選手たち=白井伸洋撮影
閉会式で、優勝旗を手にする神戸弘陵の三村歩生主将(中央)ら=白井伸洋撮影
第27回全国高校女子硬式野球選手権大会は1日、決勝が阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)であり、神戸弘陵(兵庫)が8―1で岐阜第一を破り、2年ぶり3度目の優勝を果たした。
神戸弘陵は昨年8月のユース大会、今春の選抜大会も制しており、史上初の「3冠」を達成した。岐阜第一の初優勝はならなかった。
神戸弘陵は一回、5番・飯嶋弥沙音(みさと)の2点中前適時打と6番・西上天菜のスクイズで3点を先行。1点を返された直後の四回にも、飯嶋の右越え適時三塁打で3点を加えて突き放した。
今大会の神戸弘陵は投手力、守備力の高さが際立った。制球力の高い樫谷そら、球威がある伊藤まことの両左腕を中心に、準決勝までの5試合でわずか3失点。守備も計2失策と持ち味を前面に出し、堅実に勝ち上がった。
神戸弘陵は初めて甲子園球場で決勝が開催された2021年の第25回大会を制したが、昨夏は複数の部員が新型コロナに感染し、準々決勝を棄権していた。
岐阜第一は、最速120キロ超の2年生エース桑沢明里(めいり)を中心に勝ち上がった。昨年に続いて進んだ準決勝では、昨春の選抜王者・福井工大福井に延長11回タイブレークの末、競り勝った。勢いに乗って創部8年目で初めて決勝まで進んだが、力尽きた。
大会は前回より9チーム多い、過去最多の58チームが参加し、7月22日に開幕した。
丹波市と今大会から開催地に加わった兵庫県淡路市で予選トーナメント(T)を行い、16チームによる決勝Tは丹波市で開催した。
甲子園球場での決勝開催は3年連続3回目だった。
大会は全国高校女子硬式野球連盟、兵庫県丹波市が主催し、全日本女子野球連盟、兵庫県淡路市の共催。朝日新聞社が特別後援、阪神甲子園球場が特別協力し、KOWAの特別協賛。
=朝日新聞デジタル2023年08月01日掲載