陸上・駅伝

「おいしい免疫ケア」で体調管理 順天堂大、正月の駅伝で飛躍へ

順天堂大学はキリンのサポートを力に学生駅伝で飛躍を目指す

順天堂大学は大学駅伝の「名門」として知られる。2000年度には大学3大駅伝すべてを制す「三冠」を達成。第100回大会を迎える正月の駅伝では、歴代4位となる11回の総合優勝を果たしている。16年から駅伝チームを率いている長門俊介監督が重視しているのが「体調管理」だ。当日まで完璧な体調管理をしてきたチームこそが、最高のパフォーマンスを発揮できると考えている。

強豪の駅伝チームに重要な体調管理

「駅伝は球技の団体競技と違って、走り出してしまうと、選手を交代することができません」

長門監督は体調管理において、特に「免疫」に着目している。

「アスリートは体が丈夫だと思われていますが、ハードなトレーニングを繰り返すことで過負荷がかかり、コンディションが乱れやすくなります。いまの時期は寒暖差もあり、回復に時間がかかります」

免疫を維持するためにはまず、「食生活」と「睡眠」が大切だ。順天堂大の選手たちは朝、晩は寮で提供されるバランスの良いものを食べ、各自で取る昼食も、疲労回復につながるたんぱく質やビタミンを意識するなどしている。睡眠は、ほとんどの選手が最低8時間は確保しているという。

長門監督は、昼食や睡眠の取り方については、各自に任せている。指導者や練習環境に依存しない選手になってほしいとの思いはあるが、個々の意識に任せて個人差が出てしまうことが気がかりだ。

長門監督は日々の体調管理の重要性を選手たちに伝えている

いまの時期、「体の冷え対策」も大切だ。順天堂大では、手首、足首などの「首」周りを冷やさないといったことを大切にしている。

体調管理は個々に任されている一方、駅伝シーズンになると、これはチームとしての大きなテーマになる。長門監督はこう話す。

「駅伝は身体一つで挑む、ごまかしが効かない競技です。コンディションが乱れてしまうと回復までの時間も必要になるので、年間を通じて体調管理に気をつけています」

チーム競技である駅伝は、体調管理に結果を左右されやすいのだ。

体調がレースを左右、本番で最大限の力を発揮するために

2022年の正月の駅伝では2位と躍進。2023年大会も5位と好成績をおさめた順天堂大だが、今季の駅伝シーズンでは力を発揮できていない。出雲駅伝で10位、全日本大学駅伝は11位と振るわなかった。長門監督は原因の1つに気持ちの面があると見ている。

「(前回の正月駅伝でも軸になった″令和のクインテット″こと)西澤侑真(現・トヨタ紡織)ら5人が抜けた今季は、選手たちのなかには、よし、今度は自分たちがやってやるぞ、と意気込みがありました。ところが、最初の出雲で結果が出せなかった。それで、特に駅伝初出走だった選手は、不安になってしまった。全日本までの調整期間は短かったので、気持ちの整理ができず走りにも影響を与えてしまったようです。コンディションを整えるには時間がかかるので」

正月の駅伝に向け、選手たちのコンディショニングに対する意識はより高まっているようだ。

もともとコンディションを崩さないタイプで、入学以来故障がないという石井一希(4年、八千代松陰)もそうだ。石井は1年時から3年連続で正月の駅伝で4区を担い、2年時は区間2位と、チームの総合2位に貢献。だが、今季は出雲が6区で11位、全日本は7区で12位と、持てる力を出せずに終わった。

自身の身体を頑丈だと語る石井一希。どんな時も「ふだん通り」を心がけている

「睡眠時間は多めに取るようにしていますが、卒業を控えているので学業とのバランスをとれるよう調整しています。」

海老澤憲伸(3年、那須拓陽)は、出雲では4区6位だったものの、全日本ではコンディション不良で走れなかった。「夏合宿前にコンディションを崩したなか、なんとか出雲は間に合わせようと無理をしてしまった」。以後は体調管理により気を配るようになり、「免疫を維持できるように、食事の量も増やしています」と話す。

海老澤憲伸は大会でコンディション不良を経験し、体調管理により気を配るようになった

ふだん、どれだけ高い意識を持って体調管理に取り組んでいても、コンディションを保てるとは限らない。そして、心身のバランスが整っていなければ、パフォーマンスを上げるための質の高い練習もできない。選手たちは日々の体調管理の積み重ねの大切さを実感している。

体調管理をする上で、欠かせないのが「免疫ケア」だ。免疫を維持できるように意識をしないと、練習後の回復力も下がり、コンディションを崩しやすくなる。

選手たちはこの「免疫ケア」をキリンが支援してくれることを喜んでいる。期待のルーキー、荒牧琢登(1年、開新)は「基本的なケアをしっかりやっても、足りない部分があるので、そこを補ってくれるサポートはありがたいです」と言う。

荒牧琢登は体調管理面のキリンのサポートをありがたいと感じている

「おいしい免疫ケア」で体調管理、正月の駅伝でシード獲得へ

来たる正月駅伝の目標は最低でもシード権死守だが、「前回大会の5位に届くだけのチーム力、ポテンシャルはある」と長門監督は力強く語る。

チームが浮上するために不可欠なのが、4年生のリーダーシップだ。長門監督は「昨年の4年生のように、自分たちの走りで引っ張ってほしい」と、最上級生の成長を求めている。「特に三浦龍司(4年、洛南)と、藤原優希(4年、水島工業)の、共同主将の2人ですね。この2人がリーダーという部分でもう一皮むけたら、そのまま順位につながると思っています」

3000m障害の第一人者である三浦は今季、トラックシーズンで好調だった。6月にあったダイヤモンドリーグのパリ大会では、自身が持つ日本記録を更新(8分9秒91)。8月にブダペストで開催された世界陸上では、日本勢としては初の6位入賞を果たした。

だが、全日本では2区で区間8位と、エース兼主将としての走りができなかった。しかし、長門監督は悔しさをにじませる三浦に、チームリーダーとしての苦難と希望を見たという。「主将らしくなった。正月の駅伝はやってくれる、と感じました」

一方、藤原は2023年の正月駅伝は9区で「正月初出走」を果たしたものの、出雲、全日本とも出走できずに終わった。「チームに目を向けながら、自分のコンディションを高めるのが難しかったです。主将としての責任感が空回りしていたところもありました」

三浦龍司とダブル主将体制で正月の駅伝に挑む藤原優希

それでも、11月に入ってから、ようやく両立できるようになり、走りにも自信が持てるようになったという。「正月駅伝ではもう一度9区を走りたいです。前回は初出走で舞い上がってしまいましたが(区間16位)、次は68分30秒で走るのが目標です」

チーム浮上のためには免疫ケアも大切になる。長門監督は「免疫ケアは大会前だけでなく、普段から継続して行うことが重要」と考えている。免疫を維持できるようにしておかないと、良好なコンディションが保てなくなるからだ。

今年、順天堂大はキリンとチームサポート契約締結に至った。この提携によって、年単位の長い期間で体調管理をサポートしてもらえるようになった。「『おいしい免疫ケア』でサポートしてもらうことで次も頑張ろうと、選手のモチベーションを高めてくれるのでは」と、長門監督は様々なメリットがあると期待している。

順天堂大はキリンのチームサポートも力に、正月の駅伝は万全なコンディションでスタートラインに立つ。

機能性表示食品

【届出表示】本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。●食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。●本品は、国の許可を受けたものではありません。●本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。

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