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特集:ウインターカップ2023

京都精華学園の八木がダブルダブル きっかけとなったコーチの助言

3年連続の決勝進出を果たした京都精華学園の八木(5)と主将の堀内©JBA

(27日、全国高校バスケットボール選手権 ウインターカップ女子準決勝 京都精華学園○85―62●東海大福岡)

亡き師の教えを体現した第4Q 涙の仙台大明成エースが語った恩

 京都精華学園の八木悠香(3年)が24得点、17リバウンドの「ダブルダブル」をマークした。

 躍動のきっかけは、山本綱義コーチの助言だ。

 第1クオーターを17―14で終了後。ベンチで「(相手との)接触を嫌がるな」と言われ、リングから離れた位置でプレーしていたと気づかされた。

 ペイント(ゴール近くの区域)付近でボールをもらう機会を増やすと、力強いドライブから得点を量産。リバウンドにも果敢に飛び込んだ。

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 U18日本代表の八木にとって、得点とリバウンドの「ダブルダブル」はよくあること。だが、準々決勝までの3試合では1試合しか達成できなかった。

 「毎試合意識しているのは、ダブルダブル」と言い、「(準々決勝までの)3試合は自分のプレーが全然できていなくて。きょうしっかり切り替えてできたことは良かったと思います」。

 チームは準優勝した一昨年、初優勝した昨年に続いて決勝に進出した。

 1年のときから先発出場している大舞台へ向け、八木は「勝っても負けてもこのチームでできるのは最後。集大成として、悔いなく笑顔で終わりたいです」と力を込めた。

=朝日新聞デジタル2023年12月27日掲載

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