【写真】土砂降りの中、秒差の大激戦で4校が出場権 全日本大学駅伝関西地区選考会
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午後6時、第1組がスタート。このときはまだ天候は問題なかった
雨はぱらつく程度でレースが進む
応援団の後方で傘を差す人もいるが、まだ大丈夫
各大学の応援団にも熱が入る。この段階では笑顔も
摂南大学の藤田剛史(3年)が1組トップでゴール。サッカーのロナルド選手(ポルトガル)ばりのガッツポーズで反転ジャンプ
雨が少し強くなり、2組はスタート直後からユニホームが濡れていた(撮影・浅野有美)
係員はカッパを着用し、機材も防水対策を施された
雨の中、関西大学の3人は集団を保ったまま走る。この組1~3着を独占した
雨の影響か、脚のテーピングははがれかけながら関西大学の井手蒼人(2年)が組トップでゴール
組5位でゴールした立命館大学の榎本隆之介(4年)。汗と雨でびしょ濡れ
ゴール後、雨でぬれたタータン上に横たわる選手たち
3組目はスタート前から雨が激しく降り、トラックも雨で光る
さすがの応援団も、楽器を守るブラスバンドを中心に、傘の花が増えた
走路を叩く大粒の雨。終盤までレースペースは上がらず、団子状態の展開が続いた
激しい雨の中でも、各大学の応援団は選手たちを励まし続けた
悪条件の中、バランスを崩しあわやの場面もあった
トラックの反対側からでは識別が難しいほどの雨だったが、この文字は見えた。選手にも当然届いたはず
選手が一歩一歩蹴り出すたび、水しぶきが舞い上がる
雨の中を泳ぐように、大阪経済大学の岩坂蓮太(1年)が3組トップでゴール
同組で走ったチームメートのゴールを迎え、お互いの健闘をたたえる
雨脚は衰えない
4組目はスタートから土砂降り。しかし選手たちの眼光は死なず
走路は水路のように
雨はお構いなし。スタートから約3時間、応援団はまだまだ跳ぶ
残り10周。レースも雨もいよいよ激しく
2位集団は終盤までデッドヒート。3組目までの合計タイムが僅差だけに、ここで遅れるわけにはいかない
4組は京都産業大学の小嶋郁依斗(4年)が独走でゴール。全体でもトップで、悪条件の中、唯一の29分台でゴールした
関西学院大学の中尾心哉(4年)がチーム最高タイムでゴール
6月23日にヤンマーフィールド長居で開催された全日本大学駅伝の関西地区選考会は、あいにくの悪天候となった。4組に分かれて行われたタイムレースの2組目から本格化した雨は、選手たちの体を激しく打ち、トラックを水浸しにした。上位の実力は伯仲と予想されていた通り、出場権を分けた4位・立命館大学と5位・関西学院大学の差が、8人合計でわずか5秒84という薄氷の勝負となった。伊勢路をめざして全力を尽くした12大学の選手たちと、ずぶぬれになりながら選手たちを後押しした応援の学生たちの奮闘を、写真で振り返る。