野球

東京六大学通算4千号目は立教大新人、元高校代表主将「すごく光栄」

東京六大学リーグ通算4000号の本塁打を放った立教大学の小林隼翔(撮影・大宮慎次朗)

(15日、東京六大学野球秋季リーグ 慶大5―1立大)

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 東京六大学リーグ通算4千本目の本塁打が生まれた。

 5点を追う六回1死走者なし。「2番・遊撃手」で先発した立大の小林隼(1年、広陵)が初球、高めの直球を左翼席中段に突き刺した。「(4千号は)全然気づいていなかった。すごく光栄なことです」

 最古の大学リーグは1925年秋に誕生。プロ野球より早い。通算8本塁打の長嶋茂雄さん(立大)や三冠王を獲得した阪神の岡田彰布監督(早大)、歴代最多23本塁打の高橋由伸さん(慶大)……。プロで活躍する多くのスターが輩出し、およそ1世紀にわたって野球界の礎を作ってきた。

 8千人の観衆の前で記念の一本を放ったのは高校日本代表の主将を務めた期待の新人。開幕スタメンを逃したが、必死にもがいて起用に応えた。「立教といえば小林隼翔(はやか)と言われるように頑張りたい」。先人を追い、歴史は刻まれていく。

(大宮慎次朗)

=朝日新聞デジタル2024年09月15日掲載

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